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慌てて２人はタブレットの画面を見た。
「バズーカ？」
「こっちはマシンガンか」
「これが狩り？」
「まるで戦争だな」
それでも怯む事なく密猟者に襲い掛かるウォルファたち。
ロボットの装甲すら切り裂く。
「回りを見て。
なんでこんなに必死になるのか理由がある筈だ」
ジュンに言われショウはタブレットを操作して画面を切り替える。
「もう、何匹か捕らえられているんだ」
「それを取り返す為に？
同じ種族でもないのに？」
部隊の後方の檻の中には小型の動物たちが入れられていた。
彼らを取り戻す為にウォルファたちは戦っているのだ。
１歩も引かない気概で。
共にこの星の寿命に任せる事を決めた同胞を守る為に。
不意に軽快で可愛い音楽がなり、カズナリからの連絡を知らせる。
『ジュン、言い忘れてた。
後ろのシートの下に武器が入れてある。
何かあったら使って。
ジュンは使えるだろ。
それと余裕があればショウさんに簡単な武器の扱い方レクチャーしといて』
「わかった」
『頼んだよ。
こっちはもう直ぐ密猟者たちの所に着くから』
「わかった、無茶すんなよ」
『オッケー』
軽い返事の後、通話は切れた。
ジュンは運転席から後部に移りシートを開ける。
ショウは助手席から後ろを見る。
「ショウさんは武器を使った事ある？」
「護身用のレーザーガンくらいかな」
「だよな。
じゃあ、これ渡しとく。
出力をマックスまで上げとけばロボットもダメージ与える事は来る筈だよ、このタイプは。
護身用のより少し大きいけどイケる？」
ジュンから渡されたそれを手に取り
「イケると思う。
この大きさは使った事ないけど」
「なら、少し上目を狙えば重さで下がっても命中するから」
「わかった」
「俺は……これとこれ持っとこうかな」
ジュンも自分用にレーザーガンとレーザーライフルを取り出す。
「ライフル使えるの？」
「えっ、ああ。
使えるよ」
はは……と笑ってそれっきり。
使える理由は話さない。
サトシたちにはバレてるだろうけど。
「あ、サトシくんたちだ」
深く追及される前に画面にサトシたちが映った。
「カズは下りてるな」
「一旦離れて様子見て作戦を立てるか状況に応じてフォローするかだな。
全員一気に出るよりいいか」
状況を確認している間にサトシが遠吠えをする。
先程と同じ高く響き渡る声。
タブレットを見るとロボットたちが次々に機能を停止していく。
そしてアーマースーツを着た連中も。
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蒼羽(プロフ) - ともさん» いつもありがとうございます。最後は５人でわちゃわちゃをもっとう？に書いてます。悲系とは無理です。読む分には大丈夫なんですが書けません。妄想なんでね、楽しくて幸せな妄想したいです。苦難はセーフと言うか好きですが。乗り越えた後に幸せ…がいいです。 (2021年2月21日 21時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんにちは。こちらのお話も…残酷な過去があったけれど最愛な仲間？が増えて生きる意味と幸せを分かち合い強い絆で結ばれた5人。とっても胸アツで楽しかったです。 (2021年2月21日 14時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2020年11月29日 14時
