カルテ16 ページ30
光said
夕方、帰ってきたと思ったら、もう伊野ちゃんの体力は限界を超えていたみたいで、
薮に担がれながら帰ってきた。
下がったはずの熱も、再び上がってきて、
またしばらく目の離せない時間が続いたけど、
山田の処置も甲斐あって、
夜中には落ち着いた状態に戻った。
圭人と高木が今日の救急当番みたいで、
伊野尾の看病は俺と薮で担当することになった。
宏太「今年を、最後にするってさ。」
伊野ちゃんの点滴を交換し終わって、ボーっとしていると
突然部屋に入ってきた薮から不意に言われた言葉に、
光「そっか…」
という言葉しか出てこなかったけど、
内心はほっとした。
変な言い方だけど、
これで伊野ちゃんが過去に囚われることもなくなるかなって。
宏太「懐かしいな。伊野尾囲んでこーやって看病するなんて何年振り…笑」
伊野ちゃんは決まって無理をすると熱を出す。
それはJUMPになっても変わらないことだけど、
こうやって俺と薮が看病するのは、JUMPになる前以来…ｶﾓ。
光「それに、あの時も、こーやって看病したよね。」
父親にひどく責められ、オペでの自分の行動が良くなかったんじゃないかと反省した伊野ちゃんは、
そのあと数日間高熱続きで、2人でほとんど付きっ切りで看病した。
宏太「光がさ、一番年下なのに、たまに伊野尾が年下なんじゃないかって勘違いしてた。笑」
光「でも、伊野ちゃん身体弱かったからさ、看病すること多かったんだよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 260人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
@saku_ra(プロフ) - 山田くん推しなので、山田くんのお話が読みたいです！お願いします‼️ (2022年9月30日 19時) (
レス) id: b6ea1c7687 (このIDを非表示/違反報告)
あーにん(プロフ) - りほぽんさん» ありがとうございます！！ (2020年5月7日 21時) (レス) id: 2c4af11cee (このIDを非表示/違反報告)
りほぽん(プロフ) - この作品とても好きなので、更新嬉しいです！これからも楽しみにしております！ (2020年5月7日 21時) (レス) id: 4a5502216a (このIDを非表示/違反報告)
あーにん(プロフ) - Aさん» ありがとうございます！！伊野尾ちゃんがメインで頑張ってくれます (2020年5月6日 1時) (レス) id: 2c4af11cee (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 更新ありがとうございます！ 伊野尾くんメインのお話（？）っぽくて伊野尾くん担当なので続きが楽しみで仕方ないです！ これからも応援しています。 (2020年5月6日 1時) (レス) id: 24e73c4584 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あーにん | 作成日時：2020年2月26日 21時
