警視庁特別科学捜査強行犯特捜部 JUMP 2

事件ファイル11 ページ6

侑李side


侑李 「あ、あの.....」





母 「....はい？」





気になってしかだがなくて、お母さんを再度呼び止めてしまった。






侑李 「...俊くんの、その傷どーかしたんですか？」






すると、少し過去をしかめて





母 「...あぁ。これ、よく俊転ぶんです、おっちょこちょいで、痣が出来やすいんですよね。」






侑李 「そ、そうなんですか。




じゃあ、僕はこれでおやすみなさい。」




母 「おやすみなさい。」





そう言って母親はドアを閉めた。






その瞬間に僕の携帯が鳴った。






宛先はゆうてぃーから。





『大丈夫？』




夜遅く別れた僕に心配する内容が送られてきた。







『大丈夫だよ。今から帰るから。』






と素早く返信して電源を落とすとまた考えるのはさっきの母親の言葉。







転んだだけであのあざはありえるのか。







でも、母親があぁ言ってるからそうだよね。








もしこの時この言葉を鵜呑みにしていなければ、








俊くんは







僕と同じ思いをしなくてもよかったのに。

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