【ウサビッチ】親の罪をかぶった少女 part２ (ページ24)

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判明注意ページ24

「えっ！？」

半分安心、半分がっかりという何とも複雑な顔でカンシュコフはコプチェフを見る。

それに対してコプチェフは「当たり前じゃん」と言ってニッコリ笑った。
一瞬、背後に黒いものが見えた気がしたが…、気のせいだろうとカンシュコフは思うことにした。

「もちろん二人きりにするわけないでしょ、

ボリスと俺で信用できる人たちに頼んで、交代交代でこの家に来てもらう事にしたから」

「な…っ！なんすかそれっ！それこそ聞いてないっすよ！」

「何？そんなに嫌なの？」

「決まってるじゃないですか！知らない奴が勝手に俺の家出入りするなんて…！」

カンシュコフのその言葉を聞いてコプチェフは「ああ」、と思い出したかのように人差し指を立てた。

「そこは安心してよ。君もよーく知ってる人たちだよ」

「…は？…ってまさか！」

「あ、分かった？流石昔から勘がいいね」

「ちょっ！無理ですよ！大体…」

ｐｒｒｒｒｒｒｒｒ

カンシュコフが何かを言いかけた時、コプチェフの携帯の着信音が音を立てた。
「…どうぞ」、とカンシュコフが電話に出る様に勧めると、コプチェフはすぐに通話ボタンを押して携帯を耳に近づけた。

「はいもしもーし、…………うん、………………ああ、ちゃんと伝えたよ。

……………………うん、…………………………ええっ！そうなの？………分かった、じゃあ」

そう言って電話を切ると、コプチェフはカンシュコフとAの方に向きなおって「あはは」、といい笑顔で笑った。

「ごめーん！今のボリスからでこれから仕事だって！」

「え？」

「まあ、何か困ったことがあったら電話してよ！あ、また近いうちにボリスもAちゃんに会いに来るってー！」

「ほ、ほんとうですか？」

「うん！…じゃ、そーゆーことで」

ひらひらと手を振って玄関に向かったコプチェフをAとカンシュコフはポカーンと見ていたが、カンシュコフがハッとし急いでコプチェフの後を追いかけた。

「ま、まってくださいっ！」

「ん～？まだ何かあるのー？」

「いやだから納得できませんって！人たちってことは一人じゃないんでしょう？！

も…もしかしてショケイとか来ませんよね……？」

「何だよく分かってるじゃないか、うん頼んだよ彼にも」

「ええーーっ！？」

「何、いいじゃない。たしか君とタメでしょ？それに彼口硬いし、処刑にしか興味ないみたいだし」

「だからってなんで…！」

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