どうしてこうなった�� ページ6
かいつまんで言うと、部屋が荒れているのはとある者たちが争ったから、らしい。
まず不審者(仮)が部屋にピッキングか何かで侵入してくる。
その際、ポストに先ほどの脅迫状を入れた。
おそらくストーカーであろうその不審者は、私が帰ってくるのを待ち構える。
しかし、そこで思わぬ邪魔が入った。
"何か"が不審者を追い出そうとしたのだ。
抵抗する不審者に、その"何か"は必死に応戦した。そう、それこそ部屋が荒れるほど。
激戦の末、不審者は逃げ帰った。
そして"何か"は鍵をなんとか閉め直したのであった。
「その"何か"は、十中八九、貴女が先日弔ったという蛇でしょう」
部屋の中に残る邪悪な念とは別に、かすかな暖かい念を感じたのですが、きっとそれでしょう。
と霊幻さんは付け足し、紙を置いた。
あれは３日ほど前のこと。
帰り道に何かが落ちているのが見えた。
近付いてみると、それは蛇の死骸だったのだ。
なんとなく可哀想に思って、私は近くの空き地に穴を掘って埋めた。
それから手を合わせて帰ったのだが、まさか。
「貴女には見えないかもしれませんが、ほら、そこに。最後にお礼を言いに来たのでしょう」
「あ……！ 本当だ」
見ると、部屋の隅にはちょこんと蛇が座って(?)いた。
蛇は深々と頭を垂れ、すっと消えていった。
「行っちゃった……」
「不審者については、警察に言っておくのが良いですよ。もう来ないとは思いますけどね」
こうして事件、というほどでもない一連の出来事は幕を閉じたのであった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ってことがあってね！ もう尊敬しちゃう！」
「へ〜、そうなんだ。まあ一件落着してよかったね」
翌日、私は何事も無かったかのように学校に来ることができていた。
宿題はやってる暇なかったけど。
ともあれ私の平和ちゃんは戻ってきてくれたわけだし、また改めてお礼でもしにいこうかな。
あ、ちなみに部屋の片付けは念動力でやろうとしたらノーコンすぎたので自力でやった。
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サーモニウム(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます！とても嬉しいです…！モブくんももうすぐ出てくる予定なので、楽しみに待っていていただけると幸いです！ (2019年6月25日 6時) (
レス) id: d876c6f450 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白いです！私はモブ君が大好きです！更新頑張って下さい！ (2019年6月25日 1時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーモニウム | 作成日時：2019年6月23日 23時
