どうやらこれは�� ページ17
「お前……アポート使いのAA……だな……！」
何人目かわからない大人の人が、床に伏したまま言う。
しぶといな、まだ意識があるのか。
「ということは……誘拐は失敗したのか……」
「なにそれ詳しく」
「いや……それは話せな」
「びっちゃびちゃの海藻を顔面にぶつけてやろうか」
おっさんはしばらく黙り、渋々といったふうに口を開いた。
話を要約すると、おっさんたちは"爪"という世界征服を目論む超能力組織らしい。
ここはその第七支部で、超能力者の子どもをさらって洗脳しようという計画が立てられたのだという。
霊幻さんと初めて会ったあの日、私の部屋を荒らしたのも"爪"の一員だった。
高校生ということもあり、多少脅して"相手が強大"と思わせておきたかった……というわけだ。
ついでにさっき部屋を出る時に戦った男も、ここの構成員だとか。
「そ、そうだ、お前ほどの実力者なら幹部クラスも夢じゃない。
今からでも"爪"に加われば美味しい思いができるぞ！」
「世界征服ねえ……。
悪かないけど、なんかこう、やり方が気に食わないからやだ！
あばよ！」
我ながらガバガバな理由で勧誘を断り、その場を後にした。
歩きながら、おっさんの話を反芻する。
そっか、もしかしたらモブくんも洗脳されてるかもしれないのか。
だったら尚更はやく行かなきゃ！
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サーモニウム(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます！とても嬉しいです…！モブくんももうすぐ出てくる予定なので、楽しみに待っていていただけると幸いです！ (2019年6月25日 6時) (
レス) id: d876c6f450 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白いです！私はモブ君が大好きです！更新頑張って下さい！ (2019年6月25日 1時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーモニウム | 作成日時：2019年6月23日 23時
