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「お客様、肌がすごく白くて綺麗なので
とっても似合いますね。」
私にドレスを着せながら
お店の人はそう言った。
A「変じゃないですか？」
「とても綺麗ですよ」
A「…よかった」
「こちらになさいますか？」
A「はい！」
試着していたドレスを脱いで
顕嵐の元へ戻ると顕嵐は真っ黒なドレスを
ただ黙って見つめていた。
「お兄様とお買い物ですか？」
A「え？」
「かっこいいお兄様ですね」
薄々気づいていた。
顕嵐は全く歳をとっていない。
私が赤ん坊の時から育ててくれたのに
今では私と顕嵐の歳はほとんど変わらないように見える。
A「…兄じゃありません。」
「あ、失礼しました。恋人でしたか！」
誰も顕嵐を私の親だとは思わない。
私も顕嵐を親だと思ったことなんてない。
A「…はい。」
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A「顕嵐」
顕嵐「あぁ、どうだった？」
A「やっぱりあのドレスやめた。」
顕嵐「なんで？」
A「私、このドレスがいい。」
そう言って顕嵐の目の前にある
真っ黒なレースのドレスを指した。
顕嵐「…っ、これ？」
A「うん」
顕嵐「…そっか。じゃあこれください。」
「かしこまりました。」
顕嵐「お金払うからAは馬車戻ってな」
A「わかった」
私は顕嵐に言われた通り
店の前に止まっている馬車に乗った。
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「お付き合いされてどれくらいになるんですか？」
顕嵐「…え？」
「優しくてかっこいい自慢の恋人だって
おっしゃっていましたよ。」
顕嵐「あぁ……恋人じゃありませんよ」
「…？」
顕嵐「嘘が得意な妹なんです。」
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あむり - この話最高です！！ (2017年11月26日 20時) (
レス) id: 9253f2b848 (このIDを非表示/違反報告)
顕嵐くんLOVE - とても、ドキドキしながら、読みました！これからも、頑張ってください( ^ω^ ) (2017年10月19日 19時) (レス) id: 420ab95482 (このIDを非表示/違反報告)
結莉花(プロフ) - 最高です！後半ウルウルきちゃいました(T^T)吸血鬼のお話好きなので、とても面白かったです(*´`)お時間があれば続編書いて頂きたいです<(_ _)>これからも頑張ってください♪ (2017年2月11日 1時) (レス) id: 0879e83e98 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 最高すぎです^_^！！！！！！！ (2017年2月8日 14時) (レス) id: d302d11922 (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいてます。以前に書かれていた岩橋くんのお話も読んでいたのですが、読むたびに切なくて涙が止まらなくなります(T_T)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月7日 22時) (レス) id: 82da9ef79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とにかく明るい佐原
| 作成日時：2017年1月12日 23時
