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ｶﾞﾁｬﾝ
ヨウ「翌日、日差しの強い朝。
吸血鬼の王子様は真っ白なドレスを着た
少女を抱きかかえて家を出て行きました。」
A「…」
ヨウ「二度と、吸血鬼は
家に帰ってきませんでした。おしまい。」
A「…悲しいお話」
ヨウ「やっぱりそう思う？
偶然図書室で見つけた絵本なんだけど
やっぱりちょっと悲しすぎるよね」
A「そうだね。高校の図書室に
こんな絵本があるなんて知らなかった。」
ヨウ「絵本、これ一冊だけだったよ」
A「特別な絵本なのかな？」
ヨウ「どうだろうね」
怜央「なーにしてんの？」
A「あ、怜央」
怜央「補習終わったよ、帰ろ」
A「うん」
ヨウ「相変わらずラブラブだねぇ？」
A「そういうんじゃないよ。
ただの幼馴染だって。」
怜央「そのうち付き合う予定だけどね〜」
A「何言ってんのバカ」
怜央「わりとマジだけど。」
A「はやく帰るよ〜」
怜央「あ、またそうやって話逸らす」
ヨウ「じゃあねA」
A「バイバイ」
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怜央「あっちぃ〜、
８月になるとやっぱ暑いな。」
A「ほんと暑いね。あ……」
怜央「ん？」
大きなひまわり畑が見えて
私は咄嗟に走り出した。
怜央「ちょっ…どこ行くの」
A「ひまわり」
怜央「すげー量だな」
A「……ひまわりってね」
「「太陽の方を向いて咲くんだよ」」
誰かと声が重なって、ふと隣を見ると
違う高校の制服を着た男の子と目が合った。
A「…」
顕嵐「…」
怜央「すげー。今シンクロしてたよ」
A「…ね。」
レイ「顕嵐？知り合い？」
顕嵐「……いや、知らない」
レイ「ふーん…行こう」
顕嵐「あぁ」
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ヨウ「あ…絵本、まだ続きがあった。」
�犁朷豕瓦硫�子様と人間の少女は
ひまわり畑でまた会おうと約束をしました。″
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あむり - この話最高です！！ (2017年11月26日 20時) (
レス) id: 9253f2b848 (このIDを非表示/違反報告)
顕嵐くんLOVE - とても、ドキドキしながら、読みました！これからも、頑張ってください( ^ω^ ) (2017年10月19日 19時) (レス) id: 420ab95482 (このIDを非表示/違反報告)
結莉花(プロフ) - 最高です！後半ウルウルきちゃいました(T^T)吸血鬼のお話好きなので、とても面白かったです(*´`)お時間があれば続編書いて頂きたいです<(_ _)>これからも頑張ってください♪ (2017年2月11日 1時) (レス) id: 0879e83e98 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 最高すぎです^_^！！！！！！！ (2017年2月8日 14時) (レス) id: d302d11922 (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいてます。以前に書かれていた岩橋くんのお話も読んでいたのですが、読むたびに切なくて涙が止まらなくなります(T_T)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月7日 22時) (レス) id: 82da9ef79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とにかく明るい佐原
| 作成日時：2017年1月12日 23時
