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ヨウ「え？いい薬屋さん？」
A「うん、ヤケドに効く薬なんだけど」
ヨウ「それならここから南へ少し歩いたところに
すごく強力な薬を売ってるお店があるよ」
A「ほんと？」
ヨウ「うん。値段も安いしあの店の
薬を塗ったら傷がすぐに治るの」
A「…ありがとう」
ヨウ「誰か怪我したの？」
A「うん…ちょっとね」
ヨウ「そっかぁ…早く治るといいね」
A「うん」
ヨウ「怜央も、怪我してるのかなぁ」
私の隣の誰も座っていない席を
見つめながらヨウは呟いた。
A「全然来ないね」
ヨウ「元々、学校が嫌いみたいで。
ヴァンパイアハンターの修行ばかり
していたんだって。」
A「そうなんだ…」
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授業が終わると私はヨウに
教えてもらった薬屋さんに向かった。
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「あの娘ですか？」
怜央「あぁ。」
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薬屋さんに入って薬を選んでいると
一人の男が話しかけて来た。
「お嬢さん、薬を探しているのかい？」
A「はい。火傷の薬なんですけど」
「ほう…ヤケドかぁ。
それならいい薬がある。」
A「本当ですか？」
「これだよ。」
男の人は服のポケットから
小瓶に入った水のようなものを差しだした。
A「…これ？」
「あぁ。これは聖水と言ってね。
とても綺麗な水で、これを飲めば
すぐにどんな傷でも治っちまうんだ。」
A「これ、おいくらですか？」
「いいよ、タダであげるよ。
それと、このお守り。」
そう言って何かが入っているような
小さな巾着袋を手渡された。
「これを、その怪我をしている人に
渡してごらん。すぐに良くなるからね。」
A「ありがとう。
お金は本当にいいんですか？」
「あぁ、いいとも。持って行きな。」
そして私は聖水と小さな巾着袋を持って家に帰った。
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あむり - この話最高です！！ (2017年11月26日 20時) (
レス) id: 9253f2b848 (このIDを非表示/違反報告)
顕嵐くんLOVE - とても、ドキドキしながら、読みました！これからも、頑張ってください( ^ω^ ) (2017年10月19日 19時) (レス) id: 420ab95482 (このIDを非表示/違反報告)
結莉花(プロフ) - 最高です！後半ウルウルきちゃいました(T^T)吸血鬼のお話好きなので、とても面白かったです(*´`)お時間があれば続編書いて頂きたいです<(_ _)>これからも頑張ってください♪ (2017年2月11日 1時) (レス) id: 0879e83e98 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 最高すぎです^_^！！！！！！！ (2017年2月8日 14時) (レス) id: d302d11922 (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいてます。以前に書かれていた岩橋くんのお話も読んでいたのですが、読むたびに切なくて涙が止まらなくなります(T_T)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月7日 22時) (レス) id: 82da9ef79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とにかく明るい佐原
| 作成日時：2017年1月12日 23時
