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怜央「…」
A「大丈夫？」
怜央「なんで俺を助けた？」
A「追いかけられているのが見えたから」
怜央「…俺はお前たちが一番恐れる存在なのに」
A「…？」
怜央「俺の事覚えてないのか」
A「どこかで会った？」
怜央「……ま、帽子被ってたし無理もないか」
A「…？」
怜央「お前、名前は？」
A「…A」
男の子はポケットから
銀でできた十字架を取り出しながら
私に近づいて来た。
怜央「…へぇ、Aか」
そう言いながら私の額に
その十字架を当てる。
A「…何してるの？」
怜央「やっぱり人間か」
その瞬間、ネックレスがまた紫色に光って
男の子の持っている十字架が真っ二つに割れた。
ﾊﾞｷｯ
怜央「…はは…すげー力」
A「…」
怜央「この首飾り、どこで手に入れた？」
A「これは……」
顕嵐のことを言えば
きっと危ないことになる。
私は固く口を閉じた。
怜央「まぁいいや」
そう言いながら彼は割れた十字架を
ポケットにしまった。
怜央「助けてくれてありがとう。
でもアンタに助けられなくても
俺一人で平気だったから」
A「…」
そう言ってどこかへ行こうとするから
咄嗟に彼の手を掴んだ。
怜央「…なに」
A「学校…行かないの？」
怜央「行かないよ」
A「…どうして？」
怜央「じゃあAはどうして学校に行くの？」
A「…行きたいから」
怜央「…ふーん」
A「…」
怜央「俺は行きたくないから行かないんだ」
そう言って彼は歩いていく。
A「ねぇ！君の名前は？」
怜央「…安心しなよ。
俺たちはきっとまた会うことになる。
その時教えるよ、俺の名前。」
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あむり - この話最高です！！ (2017年11月26日 20時) (
レス) id: 9253f2b848 (このIDを非表示/違反報告)
顕嵐くんLOVE - とても、ドキドキしながら、読みました！これからも、頑張ってください( ^ω^ ) (2017年10月19日 19時) (レス) id: 420ab95482 (このIDを非表示/違反報告)
結莉花(プロフ) - 最高です！後半ウルウルきちゃいました(T^T)吸血鬼のお話好きなので、とても面白かったです(*´`)お時間があれば続編書いて頂きたいです<(_ _)>これからも頑張ってください♪ (2017年2月11日 1時) (レス) id: 0879e83e98 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 最高すぎです^_^！！！！！！！ (2017年2月8日 14時) (レス) id: d302d11922 (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいてます。以前に書かれていた岩橋くんのお話も読んでいたのですが、読むたびに切なくて涙が止まらなくなります(T_T)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月7日 22時) (レス) id: 82da9ef79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とにかく明るい佐原
| 作成日時：2017年1月12日 23時
