26:救世主 ページ26
着いたのは屋上。
樹くんは私の手を握ったまま。
A「あの…」
樹「俺と付き合ってよ」
A「…っ」
口を開くなり急に告白。
驚いた私は咄嗟に握られてる手を離した。
樹「…俺、見たんだ。
他の女と遊んでる菊池。」
A「…」
樹「あんな奴のどこがいいわけ?
…それなら絶対俺の方が…」
A「ごめん…それでも風磨くんが
好きなの。だから樹くんとは…」
樹「俺のこと嫌い?」
そう言って迫ってくる。
A「いや、そういうわけじゃ…」
反射的に私は後ずさりをした。
すぐに壁に背中がつく。
まずい。
A「ちょっ…、来ないで。」
右手を前に出して迫ってくる樹くんを
止めようとするけどその右手を
�拙まれて壁につけられる。
樹「嫌いなら嫌いってはっきり言えよ」
A「だから…そんなんじゃ…」
私の右手を掴んだ樹くんの手を左手で
離そうとするけどもう片方の手で
左手も�拙まれる。
A「…」
樹「…嫌いじゃないなら付き合ってよ。」
近づいてくる顔。
両手を掴まれて抵抗できない私は
必死に顔を下に向けて俯いた。
ガチャン
樹「っ」
風磨「…嫌がってんじゃん」
樹「…お前に関係あんの」
風磨「逆に、ないの?」
そう言いながらこっちに歩いて来て
距離の近い私と樹くんの間に強引に
入り込むと私の前に立ち樹くんと向き合った。
私の目の前には風磨くんの背中。
守られてる感じがした。
樹「他に女居んだろ?そんなお前が
言えることなんてないんだよ」
風磨「残念ながら今現在こいつの
彼氏は俺なんだわ。」
樹「っ…」
風磨「関係ないのはお前だ。
分かったらもう二度とAに
近づくな」
樹「バカらしい。やってられるか」
樹くんはそう言い捨てて屋上を出ていく。
風磨「…」
A「ありがと…う」
風磨「…気をつけろよ。もう俺も
お前のこと守ってやれないんだから」
A「…え?」
風磨「俺たち別れよう」
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とにかく明るい佐原(プロフ) - なーゆさん» なーゆ様!いつもコメントありがとうございます(*'ω'*)元気いただいてますっ!Season2作成いたしましたのでぜひ!これからもよろしくお願いします(/・ω・)/☆ (2016年6月19日 21時) (レス) id: 5428b54572 (このIDを非表示/違反報告)
なーゆ(プロフ) - すんごくたのしみにしてます! (2016年6月18日 19時) (レス) id: 17550761a1 (このIDを非表示/違反報告)
とにかく明るい佐原(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!嬉しいです(´;ω;`)これからもよろしくお願いします!!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: 5428b54572 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - キュンキュンしちゃって楽しく読ませてもらってます!更新、楽しみにしてます! (2016年6月18日 17時) (レス) id: f2e19a0bfd (このIDを非表示/違反報告)
とにかく明るい佐原(プロフ) - りんさん» ご指摘ありがとうございます。ただいま訂正いたしました。 (2016年6月18日 12時) (レス) id: 5428b54572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とにかく明るい佐原 | 作成日時:2016年5月16日 22時