悪磨くん~Fuma.K~

12:ヤキモチ疑惑 ページ12

終業式 放課後





風磨「お前に呼び出されるほど俺たちって親しかった？」





樹「…なんで最近、Aと一緒に帰んねーんだよ」





俺を避けて先に帰ってるのは、あいつだっつーの。





風磨「関係ないだろ。お前には。」






樹「好きな子のことなんだから関係あるんだよ」






風磨「恋愛ごっこなら他でやれ。」






樹「俺は真剣だけど？Aがいつまでもあんたのこと
好きだと思ってんなよ。」





風磨「お前にAは似合わない。」





樹「似合わないとかそんなんどうでもいい。。
あんたが夏休み、Aと会わないなら俺が会う。」





風磨「どいつもこいつも…。好きにしろよ」





樹「好きにさせてもらうよ。」






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優太(風磨の友達)「なんで夏休み会わねーの？」




風磨「…」




優太「忙しいって、お前いつも夏休み暇してんじゃん」




風磨「うっせーよ、黙ってろ」




優太「せっかく可愛い彼女が自分と夏休み過ごすために勉強頑張ったってのに、忙しいって嘘ついて会わないなんて鬼畜！最低！」




風磨「調子悪いんだよ」




優太「…風邪でもひいたか？」




風磨「いや。」




優太「じゃあ何だよ」




風磨「なんつーか…あいつが樹とかいう奴と仲良くやってると腹立つ。」




優太「なんだ、ただのヤキモチじゃん」





風磨「は？」




優太「…ん？」




風磨「ヤキモチ？俺が？そんなわけ」




優太「あるんだよ。自分の彼女が他の男と
親しくしててイライラするんだろ？それを
ヤキモチって言うんだよ」




風磨「…」







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俺があいつにヤキモチなんて妬くはずがない。

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