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01:告白 ページ1

出会いと別れの季節、春。
高校2年になった私は大好きな風磨くんとクラスが離れてしまい
一大決心をしました。







花香「まじで言ってんの…?」




香里「…あんた…相手、誰だか分かってる?」




花香「…この学校の王子、菊池風磨だよ…?」




A「分かってるよ!1年の時同じクラスだったし
風磨くんのことならよく分かってる!」





花香「王子に告白だなんて…」




香里「…こりゃ相手にされないな。」




花香「せいぜい泣かないようにメンタル鍛えな。」











告白する前から友達に散々否定された私は
放課後のチャイムが鳴って足早に階段を上り屋上に向かった。





1年前、私と風磨くんは同じクラスになり仲良くなった。
みんなに分け隔てなく優しい彼は学校の王子的存在。



私が階段から落ちそうになったとき助けてくれた恩人であり
記念すべき私の初恋の人!






ガチャン





風磨「…あ、伊吹。」





風に吹かれている彼は爽やか王子そのもの。





A「お、遅くなってごめんね」




風磨「いや、いいけど。なんかあった?」




A「う、うん…実はね。」





手が汗ばんでいく。
ギュッとスカートの裾を握り、深く息を吸った。





なるようにしかならない。
もう呼び出してる時点で、逃げられない。
がんばれ、私。





A「ずっと風磨くんのこと好きだったの!」




風磨「……え?」




A「だから…私と付き合ってください!」




風磨「……」




春風が強く吹き込む。
しばらく沈黙が流れて私の中に良からぬ
考えがモンモンと浮かび上がった。





風磨「俺のどこが好きなの?」




A「…え?そんなの全部だよ…!」




風磨「…全部…か」




A「みんなに優しいところとか、
階段から助けてくれたし…!」




もっとたくさんあるはずなのに。
いざ聞かれるとすぐに出て来なくて、もどかしい。





風磨「……いいよ。」




A「え?」




風磨「付き合おうか。」




A「ほ、ほんと?」




風磨「ほんと」




A「…えぇ…じゃ…じゃあこれから…」




風磨「よろしく、A」




優しく笑いかける風磨くん。





出会いと別れの季節、春。
私に王子様みたいな初めての彼氏ができました。

02:一か月後→



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とにかく明るい佐原(プロフ) - なーゆさん» なーゆ様!いつもコメントありがとうございます(*'ω'*)元気いただいてますっ!Season2作成いたしましたのでぜひ!これからもよろしくお願いします(/・ω・)/☆ (2016年6月19日 21時) (レス) id: 5428b54572 (このIDを非表示/違反報告)
なーゆ(プロフ) - すんごくたのしみにしてます! (2016年6月18日 19時) (レス) id: 17550761a1 (このIDを非表示/違反報告)
とにかく明るい佐原(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!嬉しいです(´;ω;`)これからもよろしくお願いします!!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: 5428b54572 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - キュンキュンしちゃって楽しく読ませてもらってます!更新、楽しみにしてます! (2016年6月18日 17時) (レス) id: f2e19a0bfd (このIDを非表示/違反報告)
とにかく明るい佐原(プロフ) - りんさん» ご指摘ありがとうございます。ただいま訂正いたしました。 (2016年6月18日 12時) (レス) id: 5428b54572 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とにかく明るい佐原 | 作成日時:2016年5月16日 22時

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