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谷『A秘書、ランチ行きませんか?』
「もちろん、行きましょう」
谷さんが行ってみたいと話していた 近くのパスタ屋さんへ
社長は今日特に大きい予定もないので
2人でゆっくりランチでも と言ってくれた。
?『あの、A秘書ですか?』
突然隣の席の男性から話しかけられた。
「あ、はいそうですが…」
赤『やっぱり!…申し遅れました、重岡大毅です。』
他部署の重岡さん。名前は聞いたことがあったけど会うのは初めて。
「はじめまして。…こちらは新人秘書の谷さんです。」
谷『、谷です。』
赤『はじめまして。 あの…俺、もう戻らなあかんのやけど 良かったらまたお話しませんか?…これ、連絡待ってます。』
そう言って渡されたのは名刺の裏に記入された
重岡さんの社電ではない個人の電話番号らしきもの。
「あ、えっと…」
赤『それでは、失礼致します。お疲れ様です。』
谷『A秘書、すごいですね! 他の方からお聞きしました、重岡さんってすごいモテモテな方らしいじゃないですか。
自分からは絶対連絡先教えないって有名なのに…』
「突然でびっくりした…、」
谷『私の事一瞬だけ見てすぐA秘書に連絡先渡すなんて!
羨ましすぎます 〜!』
ええ、どうしよう。
…連絡先なんて貰っちゃったけど 私もう辞めるのに。
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作者名:早緑 ナツメ | 作成日時:2023年3月28日 17時