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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
｢…ふぁあ、仕事仕事 …ってそうだ、今日は休みだ｣
ふふ、今日は何をしよう！
いつも"秘書の見た目は大事だから"と仕事中に着る洋服は
藤井社長が手配してくれている。
…まあ、買いに行く時間がないから助かっているけど。
｢今日くらい、ゆるい格好で出かけちゃおう｣
普段はピシッとしたスーツやオフィスカジュアルスタイルのため
白いキャミソールに青いカーディガン、
たまにはミニスカート 履いちゃおう。
｢お姉ちゃん！｣
姉『A〜！お昼から会えるなんて初めてじゃない？』
｢そうだね笑 休暇貰えたからショッピングしたくて！｣
普段は行けないカフェでのんびりしたり、
たくさん着たい服を買った。
姉『A、本当にありがとうね。』
｢ええ、どうしたの急に 笑｣
姉『私が自分の好きな道に行ったから、Aに負担かかっちゃって。最終的に借金返済までさせちゃった。』
｢ううん、いいの！私がしたくてしたんだから。｣
姉『もう〜、こんな良い妹に恵まれて私たち家族幸せだよ』
｢そんな 大袈裟な…笑｣
姉『これからは、好きに生きて。好きな仕事して、大好きな人と結婚して幸せになってね。』
｢うん、そうする。ありがとうお姉ちゃん｣
すごく充実した休日だったな、
でも丸一日休むって なんだかちょっと、罪悪感
家に着いてすぐ、荷物を置いて一息つく
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
…こんな時間に 誰？もしかしてお姉ちゃん？
｢はーい！…って 社長！…どうしたんですか｣
青『起きてたか、今 いいか？』
｢大丈夫です、あ… 上がられていきますか？｣
青『あ…いや、外で聞いて欲しい 』
外に出てマンションの前へ。
いつもの藤井社長じゃなく、少し暗い顔。
青『休日なのに こんな時間に すまない。』
｢あ、いえ。お休みありがとうございました。｣
青『…A、俺に隠れて付き合ってるやつ 居るのか？』
｢居ませんよ。…私に隠れてお付き合いできる暇なんてないです 笑｣
青『、…分かった。A、よく聞いてくれ』
｢…？はい、｣
突然、私の方に両手を置いて一息つく社長。
瞑っていた目を開いて話し始めた
青『…俺と、結婚しよう。』
｢、え？｣
青『俺様が、結婚してやるって言ってるんだ。』
｢ちょ、ちょっと待ってください社長、一体何を…？｣
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作者名：早緑 ナツメ | 作成日時：2023年3月28日 17時
