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青『…じゃあ、改めて。』
「はい、笑」
青『俺と 結婚してください。』
「はい、…お願いします。」
左手には しっかりと キラキラと輝くリングが付けられた
桃『いやぁー!やっとか 長かったなほんま!…おめでとう!』
谷『A秘書〜、おめでとうございます泣』
青『((…で、なんで2人がここに?))』
「((…社長が指輪を忘れた話をしたら じゃあ改めて俺らの前でって小瀧さんが。))」
青『((…小瀧の言うことはすんなり受け入れるんだな。
…あいつ、要注意人物で接近禁止にせんとな))』
「((…すみません 笑))」
桃『まあ 綺麗な夜景見てプロポーズから指輪まで完璧じゃないところがまた流星らしいよな。』
「ふふ、私の目の前じゃいつもしっかりした社長だったんですけどね」
桃『こいつ、気許した途端に天然発揮するんやめて欲しいよな
結構困るねんこっち側。』
青『やめてくれへん?…結構 指輪忘れたこと引きずってんねん』
桃『ははは!ごめんごめん笑 でも本当、おめでとうな2人とも』
谷『これからは奥さんとして 家庭で頑張ってください!
…たまには私たちにも会いに来てくださいね。』
「2人とも、ありがとうございます…泣」
無事に婚約を結び 秘書としての任務を全うした私は
これから"A秘書"ではなく"藤井 A"として生きていく
俺様で でもちょっぴり抜けてる彼が、
9年前よりもっともっと 大人になった彼が
変わらず大好きだ。
青『…愛してる』
「ふふ、流星らしくない」
青『なんやねん、言い損やん。…Aは愛してへんの?』
「そりゃあ、すごく。」
青『すごく、なに?』
「すごく、…愛してるよ。」
青『…。』
「、言わせておいて照れないでよ。」
青『照れてへん、噛み締めてんねん』
「…変なの、笑」
なかなか素直じゃない所もあったりするけど
そんな所も愛おしくて
俺様なとこは 照れ隠しだったのかな なんて想うと
また、愛おしくて。
青『ほんまに、愛してるよ』
拝啓 神様。
照れ屋で俺様な彼が、愛おしくて困ってます。
End
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作者名:早緑 ナツメ | 作成日時:2023年3月28日 17時