〇4 ページ4
.
新しい秘書候補の
すごく可愛らしくて、素直そうで明るい印象。
「社長、こちらが質問事項です。」
青『 必要ない。君も質問してくれ。』
「 はい、」
「谷さんは入社後、どのように弊社に貢献していきたいと思っていますか?」
谷『私は、社長や社員の皆様のご負担を減らせるよう尽力していきたいと思っております。』
青『働くときは 谷秘書として?谷 京子さんとして?』
谷『谷秘書であり、谷 京子としてでもあると思います。』
「そうですよね、…この会社では谷 京子を忘れて谷秘書として骨を埋める覚悟が必要になりますが…」
谷『そ、そんなに激務なんですか !?』
青『おい。 …谷さん、君は秘書として突然無責任に仕事を辞めようとしたりしないか?』
「ちょっと、無責任だなんて。」
谷『はい、しっかり務めさせて頂きます!…』
青『合格だ。君を秘書として認める。
A秘書、しっかり彼女に引き継ぎを頼む。以上。』
もう、言いたいだけ言って居なくなるなんて。
「こちら、新しく藤井社長の秘書になる谷さんです。
皆さんぜひ仲良くしてあげてください。」
谷『谷 京子と申します。よろしくお願い致します!』
谷さんは持ち前の明るさで一気に職場に馴染めた。
…ちょっぴり、抜けているけれど。
谷『おはようございます。ほ、本日の予定は… えっと、』
「…失礼します、今日は13時まで来客対応の予定です。その後は特に予定はございません。」
青『ああ。ありがとう。』
…
谷「Aさん、すみません…」
「いえ、とんでもないです。ゆっくり覚えていきましょう」
谷『私、本当にA秘書の後を継げるのでしょうか…』
「ふふ、そんな心配しなくて大丈夫です。
私も最初の頃は谷さんより何も出来なかったです。」
.
402人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:早緑 ナツメ | 作成日時:2023年3月28日 17時