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"この前飲み会で会った彼がさ〜！"
"えー絶対いけるって！"
休憩中、飛び交う会話は恋愛の話ばかり。
"Aさんは？彼氏居ないの？"
"あの彼、別れちゃったんだもんね"
そうなんです。
居たんです、私にも。
「そうですね、笑｣
桃『おいA、仕事の話。至急来て。』
ありがとう小瀧くん、助かりました。
助けたつもりなんてないだろうけど。
「ありがとう」
桃『何が？』
「正直ちょっと困ってたから、」
桃『…、ええから、はよ忘れてまえ、あんな男』
小瀧くんが言う"あんな男"はつまり私の元彼で。
"中間主任〜！私たちと飲みに行きましょ"
なんて声をかけられてる同じ部署の主任こそが、
大好きで大嫌いな彼だ。
黄『ほんまに好き。俺と付き合って。』
「…、淳太くん大好き ！」
大学時代、友人の紹介で知り合った年上の彼と惹かれ合い、
付き合い始めた。
当時はすごく幸せで、こんなに素敵な人にはもう出会えない
一生このままで居たい、そう思っていた。
2年前、周りが就職活動でそわそわしている中、
私は彼の居る会社で働きたい、そう思った。
それが、間違いだった。
入社して半年を迎えようとしている頃、
"淳太先輩、次いつお家呼んでくれるんですかっ"
黄『あほ、Aに見られたらどうすんねん。』
"大丈夫ですよぉ、さっきお昼行ってたので"
まさか、と思った
まさかあの淳太くんが。
モテないって、嘆いてたのに。
「ごめん淳太くん、他に好きな人が出来たから別れて欲しい」
私から、嘘をついて離れた。
彼を悪者にするのは簡単だった。
その場で泣き叫んでその女と共に恥晒しにすることだって出来た。
でも、裏切られた事実よりも
それでもまだ大好きである現実が辛かったから。
このまま知らないフリをして付き合い続けようとも思った。
離れる方が辛いなら、このままでもいい なんて。
でもその現状を変えてくれたのが、小瀧くんだった
「小瀧くんって本当私のお兄ちゃんみたい」
桃『お兄ちゃんて… なった覚えないねんけど』
あの時も
桃『あいつよりええ奴、絶対居るから。
やから、離れろ。Aが苦しむ必要なんてない。』
そう背中を押してくれたから。
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早緑 ナツメ(プロフ) - ぽむるさん» はじめまして。貴重なコメントありがとうございます…！登場人物は今のところ未定なのですが、素敵な作品にできたらいいなと思っております。完結までぜひお付き合いよろしくお願いします、( .. ) (2023年3月25日 0時) (
レス) id: 4ecddb1877 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむる(プロフ) - はじめまして。緑色さんとの運命みたいな出会いにも桃色さんの見ているだけでこっちがもどかしい言動にもすでにキュンキュンです……！ これからの恋の行方も登場がまだの方がどんな役どころなのかもとても楽しみです！ (2023年3月24日 19時) (レス) @page14 id: cefff0fb36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：早緑 ナツメ | 作成日時：2023年3月24日 0時
