6 ページ6
(Aside)
美咲「ねぇA！ここの食堂美味しいらしいよ！行こ！」
「おけ！その前にめめのとこ寄ってい？」
美咲「もーまためめくん？ほんとに付き合ってないの？」
「付き合ってないよ！家族みたいなもん、ササッと話して終わらすから！」
2人でめめのクラスに入ると、教室の真ん中で騒いでる陽キャさんたち。
美咲「…私このクラス苦手かも。」
「…あーね、」
初日にいきなり話してきたあの人は結構有名な人だった。
チャラい。カッコイイ。目立つ。
まだ高一なのにイキったような、陽キャな方らしい。
どうでもいいけど。
そんな人の周りを自分の陽キャさに自信がある人達が取り巻く。
確かにこのクラス嫌かも。めめが可哀想
「めめー。うちら食堂行くけど、一緒に来る？」
美咲「おっとそれは聞いてなかった」
こんな騒がしい空間で寝ていたらしいめめは私の声に顔を上げる。
目黒「んー、いいや、邪魔しちゃ悪いし。
…そっち委員会決まった？」
「あー、私は保健委員かなー。楽そう」
美咲「えー！あそこ女子1人枠じゃん！一緒に違うの入ろうよ！」
目黒「…整備委員とか男女関係ないやつじゃなかったっけ」
「じゃあ美咲とそれはいるわ」
目黒「そ？俺もそれにする」
満足気に笑うめめ、目は髪で隠されてるけど
実は感情は表に出やすい子。
笑った顔が可愛いのに、みんなそれを知らない
美咲「てか食堂！混んじゃうよ！」
「いぎゃ！じゃあ行くね！」
陽キャさんの横を通って教室を出る
美咲「何食べるー？」
「オムライスあるって！！」
あいつが会話聞いてたとか、思うわけないじゃん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 214人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふく | 作成日時：2024年1月12日 0時
