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(渡辺side)
さっきまで襲われてたはずのAちゃんが気がついたら、、叫んでて、、
男1「おいっ、、逃げるぞ！」
男2「ちょ、、待って、、、、」
男3「おい早くしろ！」
そのまま立去る男3人。、
「はぁ、、はぁ、、っ、、めめっ！！」
倒れ込んでいる目黒を立ち上がらせたあと、
「渡辺くん、！、、、大丈夫…？じゃないよね、、ごめんね、」
強い子だな、、、自分だって襲われてたくせに
渡辺「いや、、俺は何も、、、俺より、、」
Aちゃんより奥で、静かに震えている美咲ちゃんに目を移す。
俺の視線で気がついたAちゃんは、急いで美咲ちゃんに駆け寄った。
それに続いて俺らも近づく
「美咲っ、、大丈夫、、、？」
美咲ちゃんは少し過呼吸気味になっていて、
たまたま近くにあったベンチに座らせてAちゃんが背中を撫でながら、過呼吸がおさまるのを待つ。
美咲「はぁ、、はっ、、はぁ、、っっ、、」
「落ち着いて。ゆっくり吸って、、吐いてー、、そう上手」
目黒「大丈夫だから、、あいつらもうどっかいったから」
美咲「はぁー、、、ふぅ、、もう大丈夫、、ありがと」
「…怖かったよね、ごめんね、来るの遅れちゃって、、」
美咲「…………ううん、私が馬鹿だっただけだから。
浮かれてついていった私のせい」
渡辺「そんなことないでしょ。全部北田が悪い。美咲ちゃんは巻き込まれただけだよ、、」
少し震えているようにも見える美咲ちゃんの顔は、
街頭の少ないこの場所だと、よく見えない。
美咲「……ごめんね？私の不注意でこんな目に遭わせて」
「！！…ううん、ううん！美咲のせいじゃない！」
美咲「………私、帰ろっかな、！こんなことになったし、これから楽しめる気しないしさ！」
「………そ、、だよね、、私送ってくよ」
美咲「いや、いいよ。お母さんに迎えに来てもらうから、3人はまだお祭り楽しみなよ」
「んーん、お迎え来るまで待ってるよ。ひとりじゃ怖いでしょ？」
美咲「…いいって、1人で大丈夫だから、」
「でも、、」
美咲「いいって言ってるでしょ！！！」
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作者名：ふく | 作成日時：2024年1月12日 0時
