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(目黒side)
目黒「待って？よく会うねっていった？いつ2人あったの」
「ん？うん、前ショッピングモールで渡辺くんと会って、ちょっと一緒に買い物したよ？」
ね？と渡辺と目を合わせるAに
手の甲を口に当てながら小さくうん、と頷く渡辺。
は？聞いてないんだけど
目黒「おれそれ誘われてないんだけど」
「めめ部活あった日だもん。一人で行ったんだよ」
なんで渡辺と会ったからって一緒に買い物すんだよ、、
いつの間にそんなに距離縮めてたのかよ、
口には出せなかったけど、Aを取られたみたいで嫌だった
渡辺「…。」
黒田「…あのー、、」
「ん？というか誰？」
黒田「あ、目黒とおなじクラスの黒田ッス。毎日うちのクラス来てるAちゃん、、だよね？」
軽々しくAちゃんなんて呼ばれたことに、
またひとつムカついた
黒田「2人ってやっぱ付き合ってたの…？ずっと手繋いでるけど、、」
黒田が俺らの手を指さす。
それに気づいたAがまた反射的に離そうとしたから
逆にその手を引っ張って距離を近づける。
「わっ…！」
少し強すぎたのか、Aの肩と頭が俺の腕にぶつかる。
目黒「いや、付き合ってないよ、」
黒田「…え、でも、」
目黒「ただ、両想いなだけ。」
渡辺「…！」
不安そうな顔の渡辺と目を合わせて言った。
俺とAの“すき“の種類は違うかもしれないけど、
お互い大切な存在なのに変わりは無い。
…だから、嘘じゃないでしょ？
頭の上にハテナを浮かべながら俺を見上げてくるこの愛しい存在を、誰かに取られるわけにはいかないから。
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作者名：ふく | 作成日時：2024年1月12日 0時
