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(目黒side)
「なんだかんだもうてすと1か月前だよぉ」
目黒「え？先週ぐらいにテストやったばっかじゃん」
久しぶりにAと下校
いつもの帰り道もAといると景色が全然違く見える。
「…あ、そだ、さっきも言ったけどごめんね、朝
逃げちゃって」
目黒「ホントだよ、マジ泣きそうだった」
「ふふ、ごめんごめん」
目黒「…………その、さ、」
「ん？」
目黒「ど？この髪型」
「どうって？」
目黒「カイトくん意識してやってみたんだけど、、、」
あまりに髪型についてノータッチだから
似合ってないんじゃないかって実は不安になってた
「？……この髪型？めっちゃ似合ってるよ？」
目黒「！！…ほんと？」
「あれ？感想言ってなかったっけ？すごいかっこいいよ、悔しいけどカイトくんより似合ってる」
目黒「マジでぇ！？」
「うん、その髪型似合う人って限られてると思うんだけど、やっぱめめは似合うねぇ」
嬉しすぎて顔がにやける
咄嗟に手で顔を覆うけど、抑えきれない
…さっきは拒否られたけど、今ならいいかな、、
住宅街で車通りの少ない道に入ったところで
耐えきれず隣を歩くAに
後ろから覆い被さるように抱きつく。
「ふぁあっ！……びっくりしたぁ、、」
目黒「んふふふふふふ、」
「どうしたのめめ」
目黒「褒められて嬉しかった、Aにかっこいいって言って欲しかったから」
そのまま左右にゆらゆら揺れる
やばい。完全に俺浮かれてる。
「歩きづらいから離れてくださーい」
目黒「嫌でーす、朝拒否られたので離しませーん」
「結構根に持つじゃん」
足りなくて、抱きしめる手に力を込める
目黒「ぎゅう〜」
「めめ？w」
顔を埋めた首筋から甘い匂いがして、
余計離れがたくなってしまった
あー、幸せだなー、
空にいる神様に見せつけるように
結局しばらくは離れなかった。
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作者名：ふく | 作成日時：2024年1月12日 0時
