18 ページ18
Aside
「ふぅ、、まぁこんなもんか」
月曜の朝、美術室で絵の修正を加える。
ちょっと気になってたけど、まぁ今回はこんなもんかな。
ちょっと遅めに終わってそのまま教室へ向かう
、途中で何やら女子が教室の前で集まって騒いでた。
あ、めめの教室だ。転入生とかかなー、
…ってか邪魔だよ女子
美咲「あ！Aー！」
「あ、美咲！おはよー」
女子が集まる教室の前を通ろうとした時、前から美咲が走ってこちらに来た
美咲「ねぇA知ってた！？めめが髪切ったって」
「え？知らないけど」
美咲「それでみんなめめを見に集まってるんだって！」
「…はぁ？」
いや、髪を切ったってそれだけで、、
誰でも髪ぐらい切るでしょうよ。
でも、こんな注目されてめめ怖がってるんじゃないかな…
めめのことが心配になり始めて集まる女子をかき分けめめのクラスに入っていく、
「めめー大丈、、夫」
目黒「…！！A！！！」
色んな女子に話しかけられて自分の席で鬱陶しそうにしていためめが私の声に反応して顔を上げる
………え、
元々目を隠すほど伸びていた前髪はセンターで分けられて、片側を後ろに流して固められていて、
おでこが完全に見えるようになっていた。
メガネもつけてなくて
おそらくコンタクトに変わってて、、
これ確か、、コンビニで話した
韓国ガイルカットとか言うやつ、、
なんか、すごく、、、イメチェンしておる。。
めめが顔を上げたことで周りの女子が歓声を上げ、
それにさらにめめが怯える
周りでは、カッコイイだの、知らなかっただの、ヒソヒソ言われているが、多分本人にまで聞こえてる。
目黒「………A〜〜、、、」
私を見るなり安心した表情を見せ、
涙目でこちらに近づいてきてぎゅうを求めてるめめを
両手を前に出して拒否する。
目黒「えっ、、A？」
「ここでぎゅうはやばい、、私、女子に殺されたくない」
目黒「そんな、、A、、ヤダ、」
さらに泣きそうな顔になりながら私に近づくめめに、
「………めめごめん！」
走って自分のクラスに逃げ去った、
ごめんめめ！！
既に痛すぎる女子の視線に耐えられなかったっ！
あと普通に、ちょっとカイトくんに似てて近づけなかったっ！
今頃拗ねているだろうめめに心の中で謝罪を入れる。
多分今日は一緒に帰らなきゃだろうな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 214人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふく | 作成日時：2024年1月12日 0時
