17 ページ17
(Aside)
美咲「…あ、そういえばAって好きな人とか居ないの？」
「………え？」
めめと渡辺翔太がバッ！っとこちらを見る。
…いきなり何ぶっ込んでんだ
「んー、居ないかなぁ。クラスにも気になる子とかいないし。」
美咲「へー。私も。」
聞いてきたくせにさほど興味無さそうに返される。
なんだコイツ。
手元のアイスをひと口かじる
渡辺「…好きなタイプとかないの？」
「………へ？」
モナカの中のバニラが溶けて
アスファルトを汚してしまった
美咲とめめが固まる。
それに気がついた渡辺翔太はハッとしてあたふたとあわて出す
渡辺「いやっ！あのそういう事じゃなくてね？…普通に気になっただけというか、別にその…深い意味は、、」
顔を真っ赤にして弁明する渡辺翔太を何言ってんだこいつ、と口を開けたまま見るめめと美咲。
「…ぷっ、ふははははw」
渡辺「…え？」
「あはははははははw、、いや、何これ、3人とも変な顔、んふふふふw」
今度は3人でポカンとした顔を私に向ける。
それを見てさらに笑う私。
周りから見たら意味わからないだろうな、
「ふふふw、、えーっと何だっけw好きなタイプ？
んーー、、私は絶対カイトくんみたいな人がいいな、」
美咲「あ！絶対言うと思った！」
渡辺「カイトくん？え？Aちゃんもカイトくん好きなの？」
その発言に美咲と目を合わせる
美咲「え！？渡辺くんもカイトくんファンなの！？」
渡辺「あ、いや、、俺というか、俺の妹が大好きで、、
たまにテレビ映るとめっちゃ騒ぐから、結構知ってる」
「待って妹さんとめっちゃ仲良くしたい。」
美咲「絶対いい人！」
目黒「Aはカイトくんみたいな人がいいんだ？」
美咲「わかるぅーカッコイイよね！運動神経抜群だし爽やかだし！ドラマの時の髪型とかさ！マジリア恋だった！」
「それな？私カイトくんの前のドラマの髪型めっちゃ好きだった」
美咲「あー韓国ガイルカット？」
「ガイ…？まぁそれ！あの髪型の人いると少し見ちゃう」
目黒「そうなの？」
「え？うん。かっこいいなーってなるじゃん」
もちろんカイトくんは性格とかが好きなんだけどねー
そのままみんな食べ終わって帰る流れになった
渡辺「気をつけて帰ってねー」
美咲「ばいばーい！」
今日わかったこと
渡辺翔太、意外と良い奴
「あ、めめ、月曜私学校早めに行くからめめ一人で行くことになると思う」
目黒「えー、、…分かった。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 214人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふく | 作成日時：2024年1月12日 0時
