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(渡辺side)



目黒と話す機会が増えて、
数学を教えていくうちに分かったことがある。

それは、意外と面白くて、良い奴だということ。

そして



目黒「…さいんってなに?」

まじの馬鹿だってこと。



そのまま何となく教室に居残って2人で勉強する時間が増えた。

それでも昼の俺たちの関係性は一切変わっていない。

だから断じて、仲がいい訳では無い。

俺たちがこうして2人で居残っているのも
みんなは知らない。


Aちゃんには迷惑をかけてしまうからと目黒は言っていないらしい。

…多分、一緒に居残らせて俺と話す機会ができるのを避けているのだと思う。


たまに強い独占欲とか見えるもんな。


渡辺「…あんさ、」

目黒「…ん?何」


プリントから目を離さないまま目黒は返事をする


渡辺「目黒はAちゃんのこと、好きなの?」

一瞬、目黒の動きが止まった。

しばらくして、ゆっくりと顔を上げると

近距離から目を合わせてきた。


目黒「Aを傷つけたら絶対許さないから。」

渡辺「…え?」

目黒「Aは強そうだけど、強いけど、
とっても弱い子だから。

強いフリをするのが得意なだけだから。

何があっても、俺が守るから。」

渡辺「…は?」


そう言ってまた視線をプリントに戻す。



質問の答えになっていないのに

答えがわかったような気がした。




好きなんて安易な言葉で表した自分が

恥ずかしくなった



目黒「…ふぅ、今日はこんくらいでいっかな、教えてくれてありがと」

渡辺「……おう。」

さっきの会話がなかったかのように平然と片付けを始める
目黒にちょっと驚いていると

美咲「あっ!めめくん!」

「…え?ほんとだ、………渡辺翔太もいる」

ひょこっと扉からふたりが顔を出した

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作者名:ふく | 作成日時:2024年1月12日 0時

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