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(Aside)



無事みんな各々の部活に入部すると、4月の初めのように一緒にいれる時間が減ってしまった

美咲「ごめんA!約束してた日部活が急遽入っちゃって!!」

「ん?あー映画?いいよいいよ、別の日見よ」

最近の放課後は、
美術室に行くか、美咲と遊びに行くか、教室で勉強しながらめめを待って時間を潰していた。

めめが帰れるのが遅くになる時は先に帰る日もあった

それからさらに月日が経って、気がつけば一学期中間テスト期間。

もとより緩い美術部はテスト2週間前から部活動はなくなり、ゆっくりテスト勉強に挑めた

テスト一週間前になると他の部活もテスト期間にはいるから、たまに教室に残って3人で勉強した。


そのまま挑んだ中間テストはクラス3位。
なかなかいい滑り出しだった私に比べ、

めめは中学と変わらずいくつか補習に呼ばれたようだった


美咲「…Aが頭いいのなんか意外。」

目黒「わかる、なんかバカっぽそうだよね」

「どういう意味よ」

美咲「逆にめめくん頭いいかと思ってた!」

目黒「わかる、見た目はいつも成績優秀なのよ」

「しっかり赤点とったね。ざまあみろ!」

目黒「美咲ちゃんはどうだったの?」

美咲「ん?私?中の中。良くもなく悪くもなくだよ」

目黒「…中の中って普通に良くない?」


めめは部活動に加え補習も入ってしまったため、
以前よりさらに一緒にいる時間が減る。

目黒「………はぁ、、今日も補習。せっかくAと一緒に帰れると思ったのにぃ、」

机に項垂れるめめを上から見下ろす。
最近は全然一緒に帰れていない。

「これはめめが悪いね、」

目黒「教えられるならAがいい……」


なかなかに可愛いこと言うじゃないの。
思わずわしゃわしゃとめめの頭を撫でるけど
めめは無抵抗

目黒「もうこんな時間………、はぁ、行くか」

のそりと起き上がりゆっくり教室を出るめめに別れを告げて教室を出る。

今度めめに勉強教えてあげよ、

補習をしているだろうめめを想像したら、

なんだか笑いが込み上げてしまった

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作者名:ふく | 作成日時:2024年1月12日 0時

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