完璧王子くん【男主】 (ページ20)

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独占週間2 ページ20

｢誠也くんおはよう。｣

末｢ん。Aおはよう。｣

いつもならここで立ち上がって朝ごはんを作りに行ってくれるA。

やけど俺の顔を見てにこにこしながらいつまでも動く気配はない。

あーこれは。
そやな。前回から半年以上空いてるもんな。なんて納得しながら
俺はAの機嫌を悪くするために口を開く。

末｢A？一緒に仕事やろ？準備すんで。｣

｢やだ。誠也くんとおるの。｣

頬を膨らませながらそう言うAは正直めちゃめちゃかわいい。

こんな顔で駄々をこねられると遊びの約束程度なら断ってしまうが
今日は仕事だ。そう言うわけにもいかない。

末｢ほならなんぼでもちゅーしたるからな？
仕事行かんくって後悔すんのは1週間後のAやで？｣

そういうとAは眉間に皺を寄せ、俺の腰に腕を回してくる。

｢ほんまに？ずっとちゅーもぎゅーもしててくれる？｣

末｢ん。してるよ。Aしか見ぃひんから。｣

｢ほなら準備する…｣

そういい渋々動き出したAの頭をえらいなぁなんて撫でてやると嬉しそうに頭を擦り寄せて来る。

あぁー、、ほんまにかわいいなぁ、うちの子はほんまにかわいい。

どうせいつも見たくメンバーに失礼な態度とって後々謝るんやろけど俺にめっちゃタメ語になってるんだけは忘れてんのよなぁ。

ほんまにかわいい。俺の、俺だけにしか見れへんA。

誰にも誠也くんを見られんよう誠也くんを膝の上に乗せ頭から
普段なら買わんくらいオーバーサイズのアウターを被る。

2人でぎゅーやちゅーをしながらお話ししてると楽屋に人が入ってくる音。

正｢おはようございま〜す。｣

あぁ、正門くんなら安心か。なんて思いながら挨拶を返すことも無く誠也くんに意識を向けなおす。

しばらくするとまた誰かが楽屋に入ってくる音。

小｢おはよ〜。｣

小島くんの声や。危ないかもしれへん。と誠也くんを胸の中に隠しておく。

案の定アウターを取られてしまい、小島くんの顔が視界に入る。

と思った途端すぐにアウターが戻され2人きりの空間に戻る。

2人の話し声が聞こえるがこの後は誰が来ようと小島くんが
説明するのが目に見えているため撮影開始まで誰も声をかけてこないだろう。

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睨んでる自覚はAくんにはないし危機感高めなのでアウターの中で2人が何をしてるかはみんなは知りません。
めくった時には100%胸の中に隠されてます。