”家族を探すために”【MHA×ワンピース】 (ページ45)

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今の立ち位置は、一番奥からコウタ君、緑谷君、自分、それから筋肉ダルマ。

「緑谷って奴だろ、奥のお前？ちょうどいいよ、お前は率先して殺しとけってお達しだ。じっくりいたぶってやっから血を見せろ」

ダルマが跳び上がって一気に緑谷君の方まで行く。
そのまま緑谷君を殴って崖に叩きつける未来が見えたので、緑谷君とダルマの間にタイルの層を形成。拳が緑谷君をふっとばすまでの時間稼ぎはできた。
その間に背後に回り込んで、逆にダルマを崖に蹴り飛ばす。また筋肉でガードされたけど。

「何しやがる、ったくよぉ…………ああ、そうか。やる前に…爆豪ってガキはどこに居る？一応仕事はしなくちゃあ…よ！」

緑谷君を狙った跳躍。それは自分で回避してくれた。
着地した後の隙を狙って殴りかかろうとしたが、カウンターを食らいそうになったので直前で足下をすり抜ける。

「…邪魔すんじゃねぇよ、お前…。俺はもっと遊びたいんだ」
「お前の事情なんざ知ったこっちゃねェんだよ。ただ子供に手ェ出そうとしたんだ、あと３発は覚悟しとけ」
「いいじゃねぇかガキの一匹くらい」
「…１人２人の問題じゃないって分かってない時点でもうダメだよね」

正面から殴りかかってきたのでそれをスレスレで避けてカウンターを食らわす。１発。
今度は上から叩きつけようとしてきた。後ろに下がるのではなく懐に潜り込んで思い切り顎を掌底で叩き上げる。２発。
ついでによろけたところを回し蹴りでふっとばす。よし３発。

…このままやっててもいいけど、そろそろコウタ君を逃してあげたい。つってもダルマの奥に退路がある感じだし、緑谷君１人がこの崖を飛び降りるのも多分無理だ。
引き付けておいて……コウタ君だけでも脱出させる感じで行くか？っつーかそれしか無いよな。

「はっはあ、俺と遊ぶか！？」

また正面から殴ってくる…と思ったら今度は足場を壊しに来た。空中に飛んで回避。
が、その空中にも追ってきた。空中じゃ身動きがとれないと思ったのか何の捻りもなく殴ってこようとしていた。

「残念」
「…！ちっ」

”月歩”で上に逃げる。ダルマは重力に従って下に…………

あっやべほぼ真下に緑谷君とコウタ君居るんじゃん。