”家族を探すために”【MHA×ワンピース】 (ページ17)

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膝から崩れ落ちた２人に救いの手を差し伸べたのは八百万さん。成績はクラストップ。
そんな彼女に「２人じゃないけど…」と助けを求めた…………うーん、助けを求めた人が数名。ごめんまだ名前よく分かっとらん。

「そんじゃ今週末勉強会やろ！！」
「勉強会…！それは良いアイディアですわ！では週末にでも私の家でお勉強催しましょう！」
「まじで！？うんヤオモモん家楽しみー！」
「ああ！そうなるとまず、お母様に報告してコウドウを開けていただかないと…！」

コウドウ？行動、公道、講堂……講堂。講堂か。
なるほど、講堂。

……金持ちなんだな。

「千弦は？どうする行く？」
「ん？いや、遠慮しとく」
「…そうだな、お前３位だもんな」

「……この人徳の差よ」
「俺もあるわてめぇ教え殺したろか」
「おお！頼む！」

順位が４位の爆豪君の所に居るのは切島君。彼は爆豪君に頼る事にしたらしい。

…というか「教え殺す」って何や。何でもかんでも「殺す」つけりゃいいってもんでもないでしょうに。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

そんなこんなで迎えた期末テスト。

筆記試験が全て終わったら残るは演習試験。
クラスのみんなが噂していた「演習試験ではロボットを破壊するだけ」という内容にしては、こう……先生が多い。１０人くらい居ないか？

「それじゃあ演習試験始めていく。この試験でももちろん赤点はある、林間合宿行きたきゃみっともねぇヘマはするなよ」

ちなみに試験内容は今年から変更で、ロボット演習ではなくなったらしい。
まあ、ＵＳＪで実戦したし、ロボットは楽勝だろうから分からなくもない…………と思いきや違う理由らしい。

「これからは対人戦闘・活動を見据えたより実戦に近い教えを重視するのさ！」

とのこと。

「というわけで…諸君らにはこれから二人一組(チームアップ)でここにいる教師１人と戦闘を行ってもらう！」

誰が誰と組んで、誰と戦うかは先生の方で決められているらしい。
とはいえ二人一組……一人残るんだけど。

相澤先生と戦うペアが発表され、校長先生…ネヅ校長？と戦うペアが発表され(ネヅ校長も戦えるんだ…？ネズミっぽい格好なのに)、オールマイトと戦うペアが発表され。
自分は最後まで残った。先生に名前を呼ばれていないのは自分だけ。

…………うん、オチが見えたよね。
いやー、そこそこハードな実技試験になりそうな予感。