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肆拾伍話 ページ47

私と炭治郎君は、次の日から早速中庭で練習を始めた。けれど、全く出来ない。長く使い過ぎると、耳鳴りがしてきて、心臓がうるさくて苦しい。それは炭治郎君も同じのようで、縁側に倒れ込んでいた。

「む、無理だよぉ...。」

ちらりと炭治郎君の方を見れば、手のひらを交互に見たかと思うと、急に涙目になった。私も地面に倒れ込む。

「ハイ!」

「わっ!びっくりしたぁ...。」





目の前にことんと二つの瓢箪が置かれる。私はそれを三人が作ってくれたおにぎりを食べながら見ていた。

「瓢箪を吹く?」

「そうです。カナヲさんに稽古をつける時、しのぶ様はよく瓢箪を吹かせていました。」

「そんな訓練もあるんだね。」

そうなんだと思いながら、瓢箪を見つめる。見た感じごく普通の瓢箪だ。

「音が鳴ったりするのかな?」

「いいえ。吹いて瓢箪を破裂させていました。」

「ふーん...え?今何て言った?!破裂?」

するときよちゃんは、何もおかしい事は言っていないというように告げた。

「はい。しかも、この瓢箪は特殊ですから、通常の瓢箪よりも硬いです。」

えっ!?嘘?カナヲちゃん、いつの間にそんな事してたの?!

「段々と瓢箪を大きくしていくみたいです。今カナヲさんが破裂させているのは...この瓢箪です。」

湧いて出てきたように現れたその瓢箪の大きさに、私に驚く時間は与えられなかった。

炭治郎君に置いて行かれないように、朝は早く起きて走り込み、昼はカナヲちゃん相手に訓練し、夜は炭治郎君と二人で屋根の上で呼吸を続けていた。最初の方は毎日が命日のように感じられたが、今となってはもう慣れている。自分でも体力が前よりずっと付いたと思う。

待っててね、お兄ちゃん...私、頑張るから...それまでは、鬼なんかに負けないでね...絶対だよ。

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ドリーム - シルバーウルフさん» しばらく考えてみたのですが、私には少し難しそうです。折角考えて頂いて申し訳ないのですが、色々と諸事情があるため、そのお話は書けなさそうです。すみませんm(__)mこんな事言っておいてなんですが、これからも読んでいただけると幸いです。 (2021年2月11日 16時) (レス) id: c19869b9be (このIDを非表示/違反報告)
ドリーム - シルバーウルフさん» リクエストありがとうございます!もし万が一他の方のリクエストがあれば、そちらも見て考えたいと思います! (2020年12月25日 21時) (レス) id: c574f6dd30 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿の時は言葉を喋る。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ネコの時の姿は白銀色の毛並みの猫だから、人間の姿の時も白銀色のケモ耳と尻尾がある。名前がないため善逸に名前を付けてもらう。(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿にもなれるけど、、、ケモ耳と尻尾がある人間の姿。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドリーム | 作成日時:2020年9月20日 14時

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