肆拾肆話 ページ46
今日は、私も皆もずぶ濡れで病室に戻って来た。カナヲちゃんからの薬湯攻撃が原因だ。もう少しで勝てそうだったのに、負けてしまった。鬼ごっこも、途中で体力が無くなって負けてしまった。
次の日も、また次の日も、同じ結果ばかりが続いた。そのうち、善逸君と伊之助君は訓練に来なくなってしまった。私が何と言おうと、二人はお構いなしにどこかへ行ってしまった。
残った炭治郎君と私は、必死で訓練を続けたが、カナヲちゃんに薬湯を掛けられて、鬼ごっこでは掠ることも無く、時間が過ぎていった。
この日も、二人仲良くびしょびしょで廊下を歩いていると、後ろから声を掛けられた。
「炭治郎さん、Aさん...」
振り向くと、きよちゃん、すみちゃん、なほちゃんが居た。
「わっ、びっくりした！ごめん。」
「どうしたの？」
「手拭いを...」
もじもじしながらも、きよちゃんが手拭いを差し出してくれる。
「ありがとう、助かるよ！」
「本当にありがとう！」
炭治郎君と私が笑いかけると、三人も笑顔になってくれた。
「あの、お二人は、全集中の呼吸を四六時中やっておられますか？」
「「...ん？」」
今の言葉は聞き間違いだろう。...それを願う。
「朝も昼も夜も寝ている間もずっと全集中の呼吸をしていますか？」
残念ながら聞き間違いではなかったようだ。
「...やった事無いです。」
「そんな事出来るの...？」
「はい。それが出来るのと出来ないのとでは、天地ほど差が出るそうです。」
流石に炭治郎君も開いた口が塞がらないようだ。
「少し使うだけでもかなりきついんだが...」
「出来る方々はすでにいらっしゃいます。柱の皆さんやカナヲさんです。頑張って下さい！」
「そうか...！ありがとう、やってみるよ！」
嘘でしょ、炭治郎君...炭治郎君は出来るから良いけど、私出来ないよ？！取り敢えず頑張ってみるしかないのかな？で、出来る気がしない...。
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ドリーム - シルバーウルフさん» しばらく考えてみたのですが、私には少し難しそうです。折角考えて頂いて申し訳ないのですが、色々と諸事情があるため、そのお話は書けなさそうです。すみませんm(__)mこんな事言っておいてなんですが、これからも読んでいただけると幸いです。 (2021年2月11日 16時) (
レス) id: c19869b9be (このIDを非表示/違反報告)
ドリーム - シルバーウルフさん» リクエストありがとうございます！もし万が一他の方のリクエストがあれば、そちらも見て考えたいと思います！ (2020年12月25日 21時) (レス) id: c574f6dd30 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿の時は言葉を喋る。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ネコの時の姿は白銀色の毛並みの猫だから、人間の姿の時も白銀色のケモ耳と尻尾がある。名前がないため善逸に名前を付けてもらう。(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿にもなれるけど、、、ケモ耳と尻尾がある人間の姿。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドリーム | 作成日時：2020年9月20日 14時
