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参拾玖話 ページ41

「お邪魔しました。またお世話になる事があったら、その時はよろしくお願いします。」

風柱様に軽く一礼する。彩華は、早く帰ろうと言うように、服の袖をぐいぐい引っ張っていた。

「では、私はこれで。」

彩華を肩に乗せて、風柱様のお屋敷の門を潜った。私は少し焦っていた。日没が段々と迫って来ている。私は小走りに師範のお屋敷に向かった。

師範のお屋敷まであと一時間は掛かる。日没まではあと数十分しかないのに...!

もう空は真っ赤に染まっている。日没まであと三十分というところだろう。日輪刀を持っていないので、今鬼に襲われてしまえば大変な事になる。万が一の時の為に、落ちていた太い木の枝を拾った。

あ〜もう!全然速く走れない!

私は、息を切らしながら走り続けた。あと十分で日は沈んでしまうだろう。それなのに、師範のお屋敷は全く見えない。

「彩華、このまま走るとあとどの位掛かる?」

「四十分!アト四十分!」

日が完全に沈んでしまった時、私は立ち止まった。もうほとんど体力は無い。それでも進まなければならず、一歩一歩と足を動かした。

「旨そうな娘だなァ。」

しまったと思い、後ろを振り向けば、やはり鬼が居た。雑魚鬼とは言え、日輪刀が無ければ倒せない。私は失いそうな気を必死に保った。

大丈夫、雑魚鬼だよ...今まで倒してきたでしょ...?

呼吸を整えながら、枝をぎゅっと握りしめる。

「そんな枝じゃあ、俺は倒せないぞォ?」

にやりと笑ったその鬼は、次の瞬間、その鬼は目と鼻の先に居た。

「っ...!」

咄嗟に枝で受けたが、かなり力が強い。何人も、いや何十人も食べたのだろう。押し返したいが、それは無理そうだ。このまま夜明けまでは耐えられない。

「彩華!誰でも...鬼殺隊の人なら誰でも良いからっ...誰か呼んできて!」

嚙みついて来ようとする鬼を、残った力で押し飛ばした。砂埃が辺りに立ち込める。肩を上下させながら、呼吸を整えた。

早く来て!...誰か!

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ドリーム - シルバーウルフさん» しばらく考えてみたのですが、私には少し難しそうです。折角考えて頂いて申し訳ないのですが、色々と諸事情があるため、そのお話は書けなさそうです。すみませんm(__)mこんな事言っておいてなんですが、これからも読んでいただけると幸いです。 (2021年2月11日 16時) (レス) id: c19869b9be (このIDを非表示/違反報告)
ドリーム - シルバーウルフさん» リクエストありがとうございます!もし万が一他の方のリクエストがあれば、そちらも見て考えたいと思います! (2020年12月25日 21時) (レス) id: c574f6dd30 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿の時は言葉を喋る。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ネコの時の姿は白銀色の毛並みの猫だから、人間の姿の時も白銀色のケモ耳と尻尾がある。名前がないため善逸に名前を付けてもらう。(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿にもなれるけど、、、ケモ耳と尻尾がある人間の姿。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドリーム | 作成日時:2020年9月20日 14時

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