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参拾陸話 ページ38

「では、そちらの椅子へお座り下さい。」

言われるがままに椅子に腰掛ける。そのまま暫く待っていると、アオイちゃんがガーゼと消毒液を持って来た。普通の人からすれば大丈夫なのだが、消毒液恐怖症(ありません)の私からしたらアオイちゃんがナイフを持っているようにしか見えない。

「え、あのちょっと、アオイちゃん?やっぱり、大丈夫だよ〜。か、かすり傷だし。」

「いえ、傷が深いので、菌が傷口に入っていたら、そこが腐ってしまいます!」

腐ってしまうのは嫌なので、大人しく座る。アオイちゃんに傷口を見せると、痛みが走った。

「痛〜〜〜〜〜っ!」

「もうこれで大丈夫ですよ。お大事に。」

いや、全然大丈夫じゃないです。ここの消毒液、凄く痛いです。

痛いのを堪えながら、師範の屋敷に帰る。玄関の戸をあけ、中へ入る。中は少し暗かったが、雛鶴さん達の声が聞こえて、そちらへ向かう。

「あ、えっと...師範どこに居るか分かります?」

少し障子を開きながら声を掛けると、障子が物凄い勢いで開いて、まきをさんが飛びついてきた。

「Aちゃん、彩華から聞いたわ。十二鬼月と戦ったんですって?!」

それに続いて二人もこちらへ来た。

「大丈夫?怪我は?」

雛鶴さんが心配そうに私の顔を覗き込む。

「そこまでの怪我ではないので、大丈夫です。それより、師範はどこですか?」

「天元様なら、今頃柱合会議をしてると思うんですけど...。」

須磨さんが心配そうにしながら教えてくれる。

「ありがとうございました。では...。」

ゆっくりと障子を閉めて、自分の部屋に入った。彩華が部屋の隅で寝ているのを見て、心底ほっとする。それを見て、私も眠る事にした。

そう言えば、風柱様の手蹴っ飛ばしちゃったなぁ。どっちが悪いにしろ、お詫びしなきゃ。...あ!確か、風柱様はお萩が好きだとか、師範が言ってたっけ...明日持って行こう。

そんな事を思いながら、私は静かに眠りについた。

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ドリーム - シルバーウルフさん» しばらく考えてみたのですが、私には少し難しそうです。折角考えて頂いて申し訳ないのですが、色々と諸事情があるため、そのお話は書けなさそうです。すみませんm(__)mこんな事言っておいてなんですが、これからも読んでいただけると幸いです。 (2021年2月11日 16時) (レス) id: c19869b9be (このIDを非表示/違反報告)
ドリーム - シルバーウルフさん» リクエストありがとうございます!もし万が一他の方のリクエストがあれば、そちらも見て考えたいと思います! (2020年12月25日 21時) (レス) id: c574f6dd30 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿の時は言葉を喋る。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ネコの時の姿は白銀色の毛並みの猫だから、人間の姿の時も白銀色のケモ耳と尻尾がある。名前がないため善逸に名前を付けてもらう。(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿にもなれるけど、、、ケモ耳と尻尾がある人間の姿。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドリーム | 作成日時:2020年9月20日 14時

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