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拾捌話 ページ20

しばらくすると、善逸君が駆け寄ってきた。

「Aちゃん、可愛い!結婚してぇ!」

「Aさん、お待たせしました!」

続いて二人も出て来る。そこへさっきのおばあさんが来て、今度はその隣の部屋を開けた。

「お食事で御座います。」

「やっぱりこの人妖怪だよ!妖怪ババァ!」

ごつんと鈍い音が響く。

善逸君、可哀想に...。

でも確かにこのおばあさんは準備が早い。ものの十五分で終わらせた事になる。それだけ沢山の鬼殺隊士をもてなしてきたのだろう。皆で座布団の上に座る。

「「「頂きます。」」」

伊之助君以外の皆でそう言って食べ始める。伊之助君はと言うと、何も言わず手で食べ始めている。筋肉が付いている割には凄く美顔だ。

「箸使えよ。」

善逸君が言っても手で食べ続ける伊之助君。それどころか炭治郎君の天ぷらまで食べ始めた。目を丸くする炭治郎君に意地悪く

「フフフフフッ」

と笑う伊之助君。

「そんなにお腹が空いてるなら、これも食べて良いぞ。」

炭治郎君は笑いながら煮物を差し出している。伊之助君はぷんぷん怒りながらそれを物凄いスピードで食べた。

「ふふっ!あははっ!」

こんなに笑ったのは久しぶりかもしれない。この三人と居ると、安心して、凍っていた心がだんだん温かいお湯で溶かされていく感じがする。

「「「ごちそうさまでした。」」」

食べ終わると、おばあさんが寝床まで案内してくれた。今度も、四人分の布団をあっと言う間に敷き終わらせてしまった。

「俺はここに寝るぜ!」

伊之助君が廊下側の布団に寝転がる。

「俺はどこでも良いから、好きな所で寝ると良い。」

すると伊之助君が枕を思いっ切り投げて怒った。その枕は見事善逸君に命中。私は善逸君の手を取って起こした。

「じゃあ、私はここで良い?」

「なら、俺Aちゃんの隣で寝る!」

善逸君が駆け寄って抱きついてくる。何だか可愛く見えてしまうのは、私だけだろうか?

「炭治郎君、良いかな?」

「はい。大丈夫ですよ。」

相変わらず礼儀正しい炭治郎君。炭治郎君からは、優しい音と、それから少しの悲しい音が聞こえる。何があったんだろう?

「炭治郎君、敬語じゃなくて平気だよ?!私の方が年下だし。」

「分かりました!...じゃなくて、分かった!」

さて、この幸せな夜はいつまで続くのだろうか?それは分からないけど、この一瞬を一生懸命生きていこう。

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ドリーム - シルバーウルフさん» しばらく考えてみたのですが、私には少し難しそうです。折角考えて頂いて申し訳ないのですが、色々と諸事情があるため、そのお話は書けなさそうです。すみませんm(__)mこんな事言っておいてなんですが、これからも読んでいただけると幸いです。 (2021年2月11日 16時) (レス) id: c19869b9be (このIDを非表示/違反報告)
ドリーム - シルバーウルフさん» リクエストありがとうございます!もし万が一他の方のリクエストがあれば、そちらも見て考えたいと思います! (2020年12月25日 21時) (レス) id: c574f6dd30 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿の時は言葉を喋る。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ネコの時の姿は白銀色の毛並みの猫だから、人間の姿の時も白銀色のケモ耳と尻尾がある。名前がないため善逸に名前を付けてもらう。(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿にもなれるけど、、、ケモ耳と尻尾がある人間の姿。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドリーム | 作成日時:2020年9月20日 14時

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