拾漆話 ページ19
「これで、全員？」
「はい。」
炭治郎君と善逸君と伊之助君と私で、お屋敷の中で亡くなっていた人達を埋め終えた。かがみこんでそっと手を合わせる。この人達も、何の罪も犯していないのに鬼によって殺されてしまったのだ。でも私は、師範に助けて貰ったお陰で今もお兄ちゃんを探す事が出来ている。
きっと、物凄く辛かったんだろうな。可哀想に。もう少し私が早く来ていたら、この中の一人二人は助かったかもしれないのに。
「もう日も暮れてきたし、帰ろうか。」
「カアァ！休メェ！山ノ麓ノ藤ノ家紋ノ家デ休メェ！」
彩華の声が夕焼けの空にこだまする。
「そうしましょうか！」
炭治郎君が太陽のような笑顔で答える。私達は山を下りて行った。
「ねぇねぇ、名前なんて言うの？」
善逸君が聞いてくる。背は私よりも高いのに、少し幼く見える。
「我妻Aっていうの。よろしくね！あと、最終戦別の時、助けてくれてありがとう！」
「え！？本当に？！俺と苗字同じだ！これって運命だよね？？？！！！結婚しよう！！！」
まともに会話して早々求婚してきた善逸君に、思わず呆然とする。
「お前、強いな！俺と勝負しろ！」
さらに伊之助君が入って来て頭が混乱する。
「いいや！Aちゃんは俺と結婚するんだ！！！」
「いや、花子は俺と勝負する！」
とうとう喧嘩まで始まってしまい、困り果てる。
「コラアアアァァァ！二人とも止めろ！Aさんは困っているだろう！？」
すがすがしい程二回ごつんと音が聞こえる。後頭部を抱えている善逸君と、痛そうにしている伊之助君を見て、何があったのか分かった。
「あ！あったよ！藤の家紋の家。」
騒いでいて気付かなかったが、目の前に彩華が言っていた藤の家紋の家があった。その家から、おばあさんが出て来た。
「鬼狩り様で御座いますか？」
「ヤアアァァ！妖怪ババァ！」
「コラアァ！失礼だろう！？すみません！」
なんだか二人を見ていると、面白い。吹き出しそうになるのを堪えて、私達は家に入っていった。おばあさんが一番手前の襖を開く。
「お召し物で御座います。」
「ありがとうございます。」
私は軽く頭を下げながら言う。私達は別々の部屋で着替えた。早目に着替え終わったので三人を待っていた。
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ドリーム - シルバーウルフさん» しばらく考えてみたのですが、私には少し難しそうです。折角考えて頂いて申し訳ないのですが、色々と諸事情があるため、そのお話は書けなさそうです。すみませんm(__)mこんな事言っておいてなんですが、これからも読んでいただけると幸いです。 (2021年2月11日 16時) (
レス) id: c19869b9be (このIDを非表示/違反報告)
ドリーム - シルバーウルフさん» リクエストありがとうございます！もし万が一他の方のリクエストがあれば、そちらも見て考えたいと思います！ (2020年12月25日 21時) (レス) id: c574f6dd30 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿の時は言葉を喋る。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ネコの時の姿は白銀色の毛並みの猫だから、人間の姿の時も白銀色のケモ耳と尻尾がある。名前がないため善逸に名前を付けてもらう。(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 人間の姿にもなれるけど、、、ケモ耳と尻尾がある人間の姿。 (2020年12月24日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドリーム | 作成日時：2020年9月20日 14時
