#１９ ページ21
「…私立青葉中央高等学校、ですか？」
東「えぇ。その生徒の一人、岡崎直樹が危険人物に弾かれました。」
訳すれば、岡崎の学校に転入生として潜入してほしい。
「私は大丈夫なんですけど…学力がついていけるかどうか…」
東「大丈夫です。常に学年首位をキープし、海外留学を進められた貴女なら。」
忍足は、岡崎のクラスメイトとして。
山内は、バスケ部の外部指導員として潜入することになった。
山「忍足、東堂さんから。制服だとよ。」
勤務も終わり、家でゆっくりと寛いでいる時だった。
「あ、ありがとうございます。」
山「…髪、長いな。」
何年伸ばしたのか分からない髪を山内は手でそっと触れた。
山「…鬱陶しくないのか？」
「長いし、髪の毛纏めるの面倒臭いし、鬱陶しいですよ？」
山「…ちょっと待ってろ。」
そう言い、山内は立ち上がり、電話を掛けだした。
山「…同級生の美容院、予約取れた。」
「…えっ？」
山「あー、あれだ。鬱陶しいなら散髪しよう。」
そうして、山内に連れられ美容院に行くこととなった。
？「…あ、山ちゃんやん。いらっしゃい。」
山「山ちゃんって呼ぶな。こいつの髪の毛、頼む。」
パッと見、すごく柔らかな印象の男性だった。
？「山ちゃんが女の子連れてくるなんて珍しいなぁ。」
山「安、こいつ混乱してるから自己紹介してやれ。」
安「初めましてー。安田章大って言いますー。よろしゅうね。」
「…忍足Aです。よろしくお願いします。」
安「Aちゃんかぁ。ええ名前やね。」
山「安、早く髪の毛切ってくれ。」
安「んー！了解！どんな髪の毛がいい？」
山「高校生らしい髪の毛にしてくれ。」
安「分かったわぁ、待っててなぁ！」
他愛も無い話をした後、髪の毛を切った。
安「はーい！出来たで！Aちゃん、髪の毛綺麗やなぁ！久しぶりにこんな綺麗な髪の子見たわー！」
「…凄い…」
今まで長かった髪は、どこかに消え、セミロングになった。
安「どぉ？山ちゃん、この髪の毛。」
山「さすが、安。高校生事情知ってるな。」
安「何人高校生の髪の毛切ったと思ってるん？」
「あの、ありがとうございました。」
安「いえいえ、またおいでや。」
安田さんに一礼をし、美容院を去った。
高校に潜入した後に、あんな事態になるなど
誰も予想しなかっただろう―――
続く (更新停止中)
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kusune(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月21日 6時) (
レス) id: 8029859771 (このIDを非表示/違反報告)
知沙(プロフ) - 楽しく見させてもらっています。小田切さんと女子トークしてるところとか読んで見たいです。これからも頑張ってください (2018年8月22日 21時) (レス) id: 0f537105a8 (このIDを非表示/違反報告)
知沙(プロフ) - 楽しく見させてもらっています。小田切さんと女子トークしてるところとか読んで見たいです。これからも頑張ってくださいp(^-^)q (2018年8月22日 21時) (レス) id: 0f537105a8 (このIDを非表示/違反報告)
莉南 - いつも楽しく見させてもらっています！ネタとして提案なんですけど田村さんの死で悲しみに暮れている主人公を山内くんが助ける(慰める)シーンとかどうでしょうか？ これからも頑張ってください！ (2018年8月22日 2時) (レス) id: f108a71a78 (このIDを非表示/違反報告)
衿豪(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます！岡崎くんとの絡みですね！時間は少々掛かりますが、頑張って書かせて頂きたいと思います！ (2018年8月15日 20時) (レス) id: c5415b57d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衿豪 | 作成日時：2018年7月27日 17時
