#１８ ページ20
山「忍足、ちょっといいか？」
「…？べつに大丈夫ですけど…」
山「話したい事がある。屋上まで来てくれ。」
山内にそう言われ、屋上に向かった。
「…山内さん、話ってなんですか？」
隣に並ぶと、山内が忍足の方を向き手を握った。
山「…好きだ。」
忍足を見据え、山内はそう言った。
山「…俺の人生賭けて、お前を守りたい。」
山「俺と、付き合ってください。」
「…という事がありまして…」
小「えぇ！いいじゃん、ＯＫしなよ！」
小田切と共に屋上で会話をしている。
「で、でも、好きなのか分からないし…」
小「なぁに言ってんの！行動見てたら分かるよ、Aが山内君のこと好きなの。」
「…どうやったら分かるの、それ。」
小「ん〜…思い浮かぶのが山内君だったら好きって事。」
「う〜ん……」
山『…よく頑張った、お疲れさん。』
山『…泣けよっ！自分を許して、素直になれよっ！』
山『…好きだ、お前の事が。』
山『愛された事がないからなんだ、顔に傷があるからなんだっ…！お前はお前だっ！誰もお前を嫌う事なんてねぇ！それじゃダメなのかよっ！』
山『…僕には、一生を誓いたい人がいるので。』
「…山内さんしか出てこない…」
赤く染まる頬を隠すように、両手で覆う。
小「ほら〜！やっぱり好きなんじゃん！」
「…恥ずかしい…」
小「ほら、そこにいるから言ってきなよ！」
小田切が指さす先には、山内がいる。
「…でも、自信ないし…」
小「あ〜！もう！今度新しいケーキ屋見つけたから、これ終わったらいこ？」
「…忘れないでよ、その約束。」
小「忘れたことある？」
「…ないね。」
まだ歪ではあるが、小田切に微笑を溢し山内の所へ向かった。
「山内さん。」
少し距離を置き、忍足は呼んだ。
そして、山内は忍足と向き合った。
「…私は、愛とか、恋とか、無関係な世界に閉じ込められていました。」
「だけど、それを破ってくれたのは山内さんで…」
忍足は、俯きながらしゃべり続ける。
「…何か危険な事があったり、危害が加わりそうな時もすぐ助けてくれて、」
「今の私の世界は、山内さんがいないと成り立たないです。」
「…だから、その…」
好き、という二文字が口からでない。
数秒間の静止。
その後、山内が優しく忍足を抱きしめる。
山「…それは、付き合うってことで期待してもいいのか？」
「…山内さんがいいです。」
山「待ってた。ずっと傍に居させてくれ。」
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kusune(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月21日 6時) (
レス) id: 8029859771 (このIDを非表示/違反報告)
知沙(プロフ) - 楽しく見させてもらっています。小田切さんと女子トークしてるところとか読んで見たいです。これからも頑張ってください (2018年8月22日 21時) (レス) id: 0f537105a8 (このIDを非表示/違反報告)
知沙(プロフ) - 楽しく見させてもらっています。小田切さんと女子トークしてるところとか読んで見たいです。これからも頑張ってくださいp(^-^)q (2018年8月22日 21時) (レス) id: 0f537105a8 (このIDを非表示/違反報告)
莉南 - いつも楽しく見させてもらっています！ネタとして提案なんですけど田村さんの死で悲しみに暮れている主人公を山内くんが助ける(慰める)シーンとかどうでしょうか？ これからも頑張ってください！ (2018年8月22日 2時) (レス) id: f108a71a78 (このIDを非表示/違反報告)
衿豪(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます！岡崎くんとの絡みですね！時間は少々掛かりますが、頑張って書かせて頂きたいと思います！ (2018年8月15日 20時) (レス) id: c5415b57d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衿豪 | 作成日時：2018年7月27日 17時
