≪Fischer`s≫ こちら、Fischier`s支部です。 【シルクロード】

三話「私が狂った？」 ページ4

モ「いつの間に紅帯持ってたの？」
貴「中学三年の時。」
モ「結構前なんだ。」
貴「うん。」
マ「そういえばさ、Aって中学の途中からあんまり笑わなくなったよね。」
貴「そう？」
モ「なんかあったの？」
貴「あった。けど、深追いしたら後悔する。」
ン「話たくないなら、あんま聞かない方がいいと思う！」
シ「これ動画撮ってたらカットしてるわ」
ン「知ってた。」
？「おーい！シルクー！」
シ「あ、ザカオじゃん！おっす！」
貴「モトキ。あれ誰。」
モ「メンバーの一人。ザカオっていう奴。小坂祐哉って言ったらわかる？」
貴「あー。なんとなく思い出した。」
ザ「あれ？Aじゃん！久しぶり！」
貴「久しぶり三大野生児」
ザ「相変わらずの対応だなー！w」
貴「お前は太陽光で動いてるだろ」
ザ「ひでぇ！wwww」

相変わらずの対応？
私は今までと同じ対応のはず…
あぁ、そっか


*私 が あ の 日 か ら 狂 っ た ま ま な ん だ*


モ「A〜？どうしたの？」
貴「あ、うん。大丈夫。気にしないで。」
マ「…」
貴「流石に解散しない？暗いよ？」
シ「そうだな！解散しようぜ！」
貴「じゃ、また呼んで。」
シ「おー！」

帰宅−

貴「疲れたー」
そう言って、ソファーに転がる。
rrrrrr......
携帯が鳴り、ディスプレイには
『「マサイ」(涼翔)』
と表示されていた。

貴「…もしもし？」
マ「あ、ごめん。寝てた？」
貴「いや、ゴロゴロしてた。」
マ「そっか。」
貴「どうした？電話掛けて来て。」
マ「…何か俺たちに隠してそうだなーって思って。」
とうとうばれてしまった。
貴「なんで、そういう所の勘だけ鋭いのかなぁ…涼翔は。」
マ「何年幼馴染やってたと思ってるの？」
貴「長すぎて覚えてない」
マ「なんか辛いことでもあったんだろ。」
貴「辛いどころか思い出したくないね。」
マ「…話せる？」
貴「涼翔の反応と、対応による。」
マ「そんな事で俺が態度変えると思う？」
貴「思わない…けど…」
マ「けど？」
貴「フィッシャーズのメンバーがどう受け止めるかわからないから怖い」
マ「あいつらはわかってくれるよ。」
貴「そっか…」
話してるとだんだん手が震えてくる。
マ「本当に大丈夫？」
貴「大丈夫…」
マ「無理しないで。」
貴「今から話すけど…引かない？」
マ「引かない」
貴「うん。話す。」

こみ上げてくる何かを必死にこらえて
私は、電話越しの涼翔に話始めたー

ーーーーーーーーーーーーーーーー
お気に入り3人⁉
あざっす！

四話「泣いた？」→←二話「初仕事？」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す