episode.8 ページ9
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村「どうしよAちゃん…またバイトクビになった…」
『また?早くない?』
どうも村山は「また」バイトをクビになったらしい。
林「村山ぁ、お前働くの向いてないんじゃねぇの?」
園「確かに。」
茎「ありえるな。」
村「あ〜〜!!Aちゃんなんかいい仕事ない!?」
『いい仕事、なんて人によって違うでしょ。』
園「A、そういやお前何の仕事してんだ?」
林「あ〜、確かにそれ思ったわ。」
『無駄な労力を使う仕事、じゃね。』
丁度、携帯に「仕事」のメールが来た。
「19時、首吊り棟前」の文章の場所へ歩いて向かう。
辺りは暗く、街灯の明かりが眩しく光る。
指定された場所には、男が二人立っていた。
『…また?今度は何、陣さん、龍友さん。』
坂本陣、数原龍友。
現、九龍グループ所属。
なぜこの人たちと絡んでいるかは後々…
龍「ごめんなぁ?お嬢、アンタの父親が命令するモンやから。」
陣「すんませんホンマ何度も…」
『いいけどさ、別に。で、本題は?』
陣「前、鬼邪高と鳳仙がレッドラムさばいた連中潰したでしょ?」
『あ〜、うんあったね。』
陣「その連中の大本山が、鬼邪と鳳仙に目標絞って狙いよるんです。」
『え、親玉金平じゃないの。』
龍「金平は下っ端や、本家大本は『華永』っちゅーデカいグループや。」
しかも厄介なのは、と付け足し
龍「どうもそのボス、鬼邪の誰かの元カノらしい。」
お嬢の事がバレたらもう全面戦争や、と告げられる。
辻の元カノか?いや、待て
何で私は辻の事ばかり…?
陣「…お嬢、まだ竜太と海青のこと引きずってるんですか…?」
『……』
龍「もう4年前やで、竜太も海青も、お嬢の責任ちゃうやろ。」
『…わかってるよ、そんなこと』
でも私には
「二人を殺してしまった」
その罪悪感しかなかった。
だから私は
この体も、この存在も
全てが嫌いだ。
「私には人を愛する資格はない。」
龍友さんたちには今後の流れを話し、今日は終わった。
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如月亜莉亜(プロフ) - この作品とても続きが気になりいつも読ませてもらっていますこれからも更新頑張ってください (2020年5月3日 17時) (レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:衿豪 | 作成日時:2019年8月1日 22時