お泊りっ!−3 ページ18
晩御飯を食べ終え、私達は部屋でのんびりしていた。
すっごく賑やかで楽しかった。
本当の家族みたいで、とっても嬉しかった。
「あ、お前先風呂入って来い。俺後で入る。」
『え、三橋先に入りなよ。私後でも大丈夫だから。』
「親に客人先に入れろって言われてんだよ!さっさと入れ!」
『あ、じゃあお先に失礼します。』
そうして、お風呂を拝借した。
ポニーテール疲れるんだよな…
あ、髪下ろした所三橋に見せた事ないや。
…いいこと考えちゃったー
軽くタオルドライをすませ、部屋へ戻った。
『風呂上がったー。』
「おー…っ、じゃ、俺風呂入るわ。」
『いってらー。』
…あれ、もっと驚くと思ってたのに、
魅力無かった系?貧相な体で悪かったな!!
どうやったら、照れるんだろ…
そうこう考えていたら、三橋が戻って来た。
『…み、つはし?』
「…んだよ。なんかあんのか?」
『…いや…何にも…』
風呂上がりのせいか、心なしカッコよく見える。
目が合わせられない。
三橋のベットの上に座っていた私。
三橋が横に腰を下ろした。
「…髪の毛、俺とおんなじ匂いだ。」
『あ、勝手にシャンプー借りた。駄目だった?』
「構わねえよ。そのくらい。」
『貴志、風呂入ったらパーマ若干落ちるんだ。意外。』
私は、三橋の髪の毛を撫でる。
「お前、髪長ぇのな。」
そう言って髪の毛を触る。
『ずっとポニテだもんね。意外と長いでしょ。』
「俺は下ろしてる方が好きだ。」
そう言って、私の髪先にキスを落とす。
何処で覚えてきたんだよぉぉぉ…心臓持たないよぉぉぉ。
「…たまらねぇな。」
髪の毛を触りながら、そう呟く。
『…何が…っ!?』
聞こうとすると、ベットに押し倒された。
「こうやって、お前を押し倒せるのも、抱きしめるのも、俺だけの特権なんだなぁ。」
そうして首筋に顔をうずめる。
『ちょっ!貴志っ!どいてよっ!』
男の力にかなうわけもなく、抵抗もできなかった。
すると、首にちくりと痛みが走る。
「…っへへ、付けてやったぜ。キスマーク。」
『〜っ!馬鹿っ!』
「お?やり返してみな?」
『んの野郎っ!』
無我夢中で貴志の首筋に噛みついた。
『…っはぁ、どうだっ!』
「へったくそ。」
『うるっさい。』
「可愛くねぇ奴だな。」
そっと抱きしめられ、だんだんと眠気が襲ってくる。
『…たか…ねむぃ…』
「寝るか?」
『…ん、寝る…』
「おやすみ」
『おやすみぃ』
翌朝、抱き枕にされました。
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みお(プロフ) - 続きとても気になります!更新頑張ってください!応援してます! (2018年12月13日 1時) (レス) id: f97a2deb15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:衿豪 | 作成日時:2018年12月1日 21時