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お泊りっ!−1 ページ16

『…お泊りぃぃぃ!?』

「うっるせぇな。智司の家にだよ。」

開口一番がこれですか?年頃なの?

『いやっ!襲われたらどうすんのさ!?』

「…?何言ってんだ?襲わねぇ約束で泊まりだぞ?」

『…それは、大丈夫なの…?』

「約束守るぞ。智司は。」

なら安心…って、

『学校どうすんのさ!』

「…お前、明日土曜日だぜ。大丈夫かよ。」

あ、そうだ。今日金曜日だったわ。

「お前も三橋ん所に泊まればいいじゃねぇかよ。そんな事言うなら。」

『…はぁっ!?!?』

「うっるせぇな、鼓膜破れるっての。」

『なんで!?私が!?三橋の!?家に泊まるの!?』

「お前、付き合って一年くらい経ってんだろ?泊まれるだろ。」

『いやいやいや!なんでそんな考えが出来るの!?』

「俺が泊まりたいって言ったら、智司がOK出した。」

『防御ゆるくない!?』

「…大丈夫だろ、なぁ三橋?」

そう言って(人1)が後ろを振り向くと、

耳を真っ赤にさせた三橋と、隣でにやける伊藤が居た。

『三橋っ!聞いてたのっ!?』

「ばっちり、聞いてたぜこいつ。」

「うるせぇ伊藤!黙ってろ!」

「で、三橋はどうなんだよ。こいつと一晩過ごしたくねぇの?」

『言い方!語弊生まれるでしょ!?』

「…一緒に、泊まりたい。」

俯いて、三橋はそういう。

精一杯の照れ隠しなんだろうな、と思い笑ってしまう。

「今すぐにでも家に泊めさせたい。」

「だとよ。泊まってやれよ。」

ポン、と肩を叩いた。

『…貴志の家、泊まっても、いいですか…?』

恥ずかしくて真っ赤になりながら、私は言った。

「…煩くても、いいなら。」

そっぽを向いて、ぶっきらぼうに言う。

その耳は、今も真っ赤だよ。

『…ほんとにっ!?ありがと貴志っ!』

「抱き着くなっ気持ち悪ぃ!」

抱き着いた私を力づくで引き剥す。

「…ほら、家案内してやるから、手出せ。」

『え?お姫様抱っこで連れてってくれるって?ありがと。』

「…んな事言ってっと、連れてかねぇぞ。」

『ごめんなさい冗談です。連れてってください。』

「素直でよろしい。ほら、行くぞっ!」

『はーい。』

私たちは手を繋いで商店街を抜けた。

そのまま、三橋の家まで直行。

まるで駆け落ちしているような感覚で、少し楽しかった。

ありがと、(人1)。

おかげで難なく進めそうです。

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設定タグ:今日から俺は!! , 片桐智司 , 三橋貴志   
作品ジャンル:ラブコメ
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みお(プロフ) - 続きとても気になります!更新頑張ってください!応援してます! (2018年12月13日 1時) (レス) id: f97a2deb15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:衿豪 | 作成日時:2018年12月1日 21時

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