【今日から俺は！！】ツッパリの日常。 (ページ2)

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午後は茶店でレスかでもー１ページ2

『ん～ふふっ、楽しみだね～！理子！』

「そうだね～！半年位会ってないもんね～！」

そう、久々に女子メンツと集まる日なんだ今日は…！

「何々～？何の話してんの～？」

『…私の頭に腕をおくんじゃねぇ、三橋。』

そう、私の彼氏である三橋貴志。

「おい三橋、その腕除けな。大佐和キレるぞ。」

『伊藤…お前…いい奴だ…』

伊藤真司、京子の彼氏。バカップルだ。

『あ、三橋！今日予定あるから一緒に帰れない！ごめん！』

「えぇぇぇ…三橋君、悲しいんだけどぉ…？」

「京ちゃん達とサテン、行くんだと。諦めな。」

「大佐和さん！門で開久の奴が…」

佐川が走って伝えに来たが、私の心は更に跳ね上がる。

『理子！（人１）来たって！行こ！』

私は、勢いよく席を立ちあがり教室を去った。

「…伊藤。」

「あー、はいはい。後、着けんだろ？」

後ろで企む三橋をよそ眼に、私と理子は校門まで走った。

『（人１）！』

「…遅っそ、彼氏とでも話してたのかよ。」

『えへへ、バレた？』

校門で待っていたのは、友人の袴田（人１）。

こう見えて、番長の片桐さんと付き合ってるんだよ。

「…京子、もう少しで来るってよ。」

「ちょ～っとお兄さん？なぁにナンパしちゃってんの？」

肩を掴まれ、三橋がメンチを切る。

『貴志っ！この子は…』

「あ〝？俺、女なんだけど。」

「…はっ？」

『あ～！もうっ！説明するから！』

喧嘩しそうな二人を止める。

「……女ぁ！？」

『そうだよ！（人１）は女の子なんだよ！』

「…すいませんでした」

「…分かればいいんだよ。」

『ちなみに彼氏持ちだからね、ちゃんと。』

「っはぁぁぁぁぁぁ！？誰なんだよ！」

「智司。片桐。」

三橋と伊藤が驚いた顔をする。

「もう！時間なくなっちゃうから、喫茶店行こ？」

「…京子たちは？」

『…伊藤君の所。』

「…あぁ、」

もう見るからにバカップル。

（人１）はもう諦めてる。

「…おい京子！明美！サテン行くぞ！」

「伊藤さぁん、ごめんねぇ？」

「ぜぇんぜぇん、大丈夫ぅ。楽しんでねぇ！」

『さ、いこっか！』

私たちは、喫茶店へ向かい歩き出した。

この後、京子の惚気話が２時間弱続いたのは、喫茶店のメンバー以外誰も知らない。

店を出れば、外はもう暗かった。