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第２章ー著者の謎ー ページ2
「団長、話とは何か？」
遡る事4時間前、クロロ・ルシルフルはフェイタンとシズクを呼び出していた。
「ああ、それはだな。この【宝の少年】の著者についてだ。」
クロロが取り出したのは一冊の本。大きさ的には小説だろうか。
「あっ、それ私も読んだ事あります。確か書いたのは…」
「A・ヒロセだ。
こいつは他にも何作品か出している。
しかし、【宝の少年】以外の全てを出版した後に回収しているんだ。」
この場に集まった3人の共通点は、本をよく読むという事。
ジャンル外のフェイタンも、クロロの手にある【宝の少年】興味を示した。
「だから今回はそれを盗もうと思っていたんだが…興味深い事を見つけた。」
「「？」」
「これを見てみろ。」
彼が指差したのは本の初版発行日の部分。
そこには【1723年1月7日】と書いてある。
「これが発行されたのは294年前。
そして、シャルに調べてもらったんだが、出版後に回収した本の中で1番新しい本の出版日が…
、
、
、
【宝の少年】の出版日から192年後の、1915年となっているんだ。」
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作者名：空想猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry
作成日時：2017年3月5日 2時
