狂犬と私 (ページ4)

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4話ページ4

Aside

『…ってな訳ですよ。』

理子「…サイテー。誰よそいつ！女の子の顔にそんなことするなんて。今すぐ殴り込みに行ってやるわ！」

昨日のことをざっくりと話終えると、理子ちゃんが今にも本当に殴り込みに行きそうな勢いになった。

伊藤「まぁまぁ、落ち着いて。Aちゃん、その殴った人ってどんな顔してた？」

『えっと、顔はわかんない…銀色の髪してた』

三橋「銀色のかみぃ？なんだそいつ宇宙人かよって、」

そー言って三橋くんは呑気にケラケラと笑い始めた。お前も人のこと言えねー髪してるだろおい。

理子「いや、三ちゃんも人のこと言えない髪してるからね？外人さんみたい」

ナイス、理子ちゃん。

三橋「はぁー？どっからどう見ても日本人ですぅー。」

伊藤「いやおまえ初めてあった時外国人って言ってたろ。」

『まじかよ』

三橋「んなわけねぇだろ馬鹿。」

『本気にしちまったじゃねえか！！』

理子「もう話しそれすぎ…って！！もうこんな時間じゃない！！」

くだらない話をしていると、いつの間にか学校に着いていた。ついでに私と理子ちゃんは同じクラスだ。

『本当だ！！じゃあね、三橋くん伊藤くん！』

…やっぱりみんなといるのは楽しい。

いつの間にか昨日のことなんて忘れていた。