桜が散る前に (ページ16)

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三人組ページ16

まだあーだーこーだ言っている人達の背後から出て行った人達が戻ってきた

斎「お前ら何をしているんだ」

永「あっ斎藤なんか平助がよぉ～」

藤「えっ？いやっおいっ俺何もしてないよっ信じてくれよ～」

斎「まぁいい
ちょうどいいところにいたそいつを連れてお前らも広間へこい」

言い合いをしているようにも見えたけど関係からして喧嘩っぽくはなかった

んん？ちょっと待てよ

広間？あれ？私逃してもらえるんじゃなかったの？

藤「おいっそこの子」

えっ？私こっちを見てるそりゃぁ私しかいないか

藤「ちょっとついてきて」

「あっはい」

その人達の後ろをついていこうとしたが拷問で痛みつけられた足に力は入らず動けずにいた

原「お前歩けねぇのかよ」

永「そうらしいな顔にそう書いてある」

藤「新八さーん顔見なくても体の傷とか見れば分かるしだいたい拷問受けてたんだからそれくらいわかるでしょ～」

永「平助はいちいち細かいんだよ」

藤「なんだとー」

また言い合いをする

話し始めたらすぐ言い合いだな

すると呆れたのか

斎「お前らはもうちょっと静かに何事もできんのか？だからいつも副長に怒られるのだろう」

永藤「はぁーお前のせいで」

永藤「なんだって～」

斎「だから」

ちょっと殺気なのかな？そんなのが出ててすぐに黙った二人

そんな光景を唖然としてるように見ていた横にはあのチャラそうな色男が

原「ごめんなこんなやつばかりで、で？歩けないんだっけ？」

と言っておんぶしてやる背中に乗れっと言う仕草をしてくる

「いや大丈夫です。歩けますから」

原「いいからいいから」

「いやっでも...」