桜が散る前に

“幸せ” ページ12

沖田さんは近くにいた部活？みたいな人に何か頼んでいた

その部下みたいな人は少し大きなバケツ？この時代ではきっとタライって言うのかな？を持ってきた

それを沖田さんは軽々しく持って私の顔の下に持ってくる

不敵な笑みを見せた

沖「君が悪いんだよ正直に言えばいいのに」

意味がよく分からなかった

目の前にタライが見えた

えっ

息ができない

何これ

喉らへんがくるしい

手足がしびれてる感じがする

頭が...

「ぶはっ」

沖田さんに引き上げられる

「ごほっごほっはぁはぁはぁ」

酸素をすぅーーと吸い終わる前にまたタライに顔をつけられる

それの繰り返しで今日は終わった。


次の日

見知らぬ人がきた

きっと私は今やつれた酷い顔をしてるのであろう

そんなことしか考えてなかった

昨日のことで恐怖なんてもうない

その人が何かを喋ってる声さえ私には届いてこない

木刀で叩かれた

痛い

薄れてくる感情

顔に叩かれそうになる瞬間私は目をつぶった

恐怖なんてない？そんなの嘘だ恐怖だらけで感覚がきっとおかしくなったんだ

もう私は死ぬのかな？人そう簡単に死ぬわけないそう心に暗示をかけた

どれくらい叩かれたのだろう私の意識はもうろうとしていた


次の日

昨日と一昨日の方がまだましだった

また見知らぬ人がきた

私はこの拷問を甘く見すぎてしまった

刀で足を切られる

ツゥーと血がつたってるのがわかる

「うっ」

痛いけど一瞬の痛み昨日よりかはましだと思った

そんなのは大間違い

その後塩をその傷口に塗られた

瞬間体全体に走る激痛

痛みがました

一瞬で終わるなんてそんなものじゃなかった

なんで私何かしましたか？

あなた達に何かしましたか？

なんで私なの

なんで

なんで

こんなことになるなら“つまらない毎日”の方がよかったな

なんであの時車を確認しなかったんだろう

今気づいたな否気づくのが遅すぎたな

あの”つまらな毎日”が


“幸せ”だったなんて

救世主→←拷問とか...

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