TIME. 93ミステリートレイン ページ44
「7号車が消えた?そんな馬鹿なぁ」
「さっき7号車でよ、拳銃拳銃で撃たれたおっさんがいて、そのおっさんの部屋から撃った犯人が飛び出してきたから追っ掛けたんだけど見失っちまってよぉ」
「撃たれたお客さんが居る7号車に戻ってみたら8号車だったんです!」
「拳銃って…だったら何故我々車掌に話さなかったんだい?」
先ほどの出来事を車掌さんに伝えても車掌さんは僕達の言うことを信じてくれず呼び鈴がなった部屋の方へいってしまった。とりあえず消えた7号車を確認するためコナン君達は先に行ってしまった。
「哀ちゃん、風邪で具合悪いの?」
「ううん大丈夫、薬飲んでるから」
「じゃあ行こう!出流くんも!ぼーっとしてたら置いてっちゃうよ!」
「うっ…うん…先に行っててすぐに追い付くから」
さっきの男の人で頭がいっぱいで7号車の事なんてとてもじゃないけど考えられなかった。灰原さんも顔色悪いけど大丈夫かな…
皆から遅れて7号車に行くと。
「誰だ!?」
「うわっ!」
世良さんの声と共にドアから出てきたのでビックリした。
「あっなんだ君かぁ、どうしたんだい顔色が悪いけど」
「えっと…ずっと車内を歩いてたりしたから乗り物酔いしちゃったみたい」
「そうか?まぁそんなところに立ってないで部屋に入りなよ」
「…うん」
世良さんに部屋にいれてもらい此処が7号車なのと死体消失のトリックもコナン君に教えてもらった。あの人8号車に拘ってたみたいだからズルして蘭さん達と変わってもらったのかな…
兎に角車掌に伝える事になった。
「遺体消失のトリックが解けたぁ?
あっはは今回の推理クイズはまだ出題されてないよ」
「でも僕こんなカード貰ったよ」
「私たちにもね!」
「どれどれ?確かにいつも出題されてる指示カードだけど…今回聞かされていたのはそんなトリックじゃなかったがね?」
「いったいどうなっちゃってんの?」
8号車に行って犯人役の人に確認する事になった。コナン君と灰原さんが何か話してたけどクリスティ?とかなんとか言ってたけど僕は気にもとめなかった。
「此処よ、此処が私達の部屋よ。」
園子さんがさっきからノックをしているけど中にいる室橋さんは反応しない。ドアを開けても反応しなかった。
園子さんが言うにはこめかみから血を流してまるで死んでいるようにうたた寝しているらしい。
「ちょっと退いて!」
「!?」
「硝煙の…」
「臭い」
世良さんとコナン君が扉を破り中に入った。
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作者名:イズミ | 作成日時:2018年9月12日 19時