TIME.71 ページ22
待ちに待った京都、東京とは違う雰囲気に僕は興奮を押さえられない。
「こらこらそんなに興奮したら転んで怪我するぞ」
「だって初めてなんだもん、街並みも雰囲気も全然違うよー!」
「新幹線で寝たら元気になったみたいだな」
なんだか僕おのぼりさんに成っちゃってるけど仕方がない、だって初めての京都なんだもんワクワクが止まらない。
「最初どこ行くの?」
「そうだな…伏見稲荷大社に行こうか」
「伏見ってあの鳥居がずらーって並んでいる所?」
よくテレビでやってるところをよく見るし、外国人に人気の場所だ。
「あぁ、京都に来たら行った方が良い所だからな、まぁ行っても途中までしか行けないけど」
「どうして?」
「伏見稲荷大社の鳥居は山の上まで続いているんだよ、だから最後まで行くと遅くなって外の場所を周れなくなる」
「そっか、なら途中までだね」
最後まで行ったら遅くなっちゃうし僕の体力が持たない、パパはそれも考えて色々調べてくれてるんだなぁ。なんだかとても嬉しくて誇らしい、けど鳥居の色赤だけどパパ大丈夫かな?
京都駅から電車に9分揺られ少し歩いたら伏見稲荷大社の大きい鳥居が見えてきた。目の前に見えてきたのは伏見稲荷大社の本殿かな?
「人がいっぱいだ〜あっ!屋台もある!」
「人が多いんだからそんなに離れると迷子になるぞ」
「はーい」
はぐれない様パパの手を繋ぎ周りを見渡す、正面から左側に屋台があって賑わいを見せている。日本人より外国人の観光客が多いなぁと僕は感じた。
「内拝殿で参拝してから鳥居の方に行くぞ」
「うん!」
参拝するのに並んだけど並んでいる時間を使い神社を見渡した、装飾とか赤が基調としてとても綺麗だと僕に思わせたが見渡すかぎり赤、パパは大丈夫なんだろうか?
チラッとパパの顔を覗いてみたけどパパは平然としてる。
「次千本鳥居に行こうか」
「うん!」
待ちに待った千本鳥居、観光客の流れに混じり大きな鳥居を潜ると辺りは赤一面の鳥居の壁が広がる。
「凄い…周り全部赤い壁だね!」
「…そうだな、"赤色"一面の壁だな」
パパの顔が引き釣っていたけど僕はそんなこと気にする暇もなく周りの景色に見とれた。
「お稲荷さんの像も所々違うんだね!」
「良く気がついたな、ここの像一つ一つ意味があるんだよ」
パパの豆知識を聞きながらお稲荷さんの像を観察する、いろんな物をしれてとても楽しかった。
後外の人もパパの豆知識を聞いてたのも面白かった。
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作者名:イズミ | 作成日時:2018年9月12日 19時