TIME.69 ページ20
今日はパパと"二人で"旅行に行く為の準備をしよう、先ずは着替えだよね。
「二泊三日だから着替えは二日分用意しよう」
「行く前からそんなにはりきると初日から疲れるぞ」
「だってせっかくの"二人っきり"での旅行なんだもんはりきっちゃうよ!」
久し振りのパパとの旅行なんだもん楽しみで仕方がない、ここ最近仕事が多くてなかなか家でも過ごせることが少ないから二人で長い時間過ごせるのがとても楽しみだ。
「出流…お前って奴は…」
「抱きつくのはこれ終わったらね」
パパが目をキラキラさせて僕を見てるから僕はパパに待てをして旅行の準備を再開する、速くしないとパパが抱きついてくるから、ぎゅーするの好きだけど…
「パパ」
「ん?」
「当日に急な仕事入れないでね」
「入れないさ、せっかくの出流と親子水入らずの旅行なんだ、当日に仕事なんて野暮な事しないさ」
良かった、旅行当日に仕事が入ったら僕ショックで家出するところだったよ、家出しても直ぐ見つかるだろうけど…
「本当!良かったぁ…じゃあいっぱいいーーーっぱい二人で思い出作ろうね!!」
「あぁ!久々の出流と親子二人での旅なんだ、忘れられない思い出沢山つくろう!」
「ぐえっ…」
パパがこれでもかというように僕を抱き締める。くっ苦しい…パパ力強すぎ、僕じゃなかったら背中の骨折れて逝っちゃうところだよ。
「パパ苦しい…」
「おっとごめん」
僕を抱き締める腕の力は緩んだけど僕を離す気はないみたい、上機嫌なのがパパから伝わってくる。パパが嬉しいと僕も嬉しくなるのって何か不思議な感じだけど好き、だって心が一つになった気がするから。
パパに抱きしめられるのが嬉しくてグリグリと頭を胸に押し付けた。
「パパ支度終わったら神社行ってお願いしよう?」
「お願い?」
「旅行先で事件とか何事も起きませんようにーって!」
「そうだな、支度し終わったら一緒に行くか!」
「うん!」
最近事件が多いから神様にお願いしなきゃ!パパと二人で神社行くのも凄く楽しみだなぁ、僕今嬉しくて嬉しくてたまらないんだ。
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作者名:イズミ | 作成日時:2018年9月12日 19時