2話 ページ3
「お母さん!」
「その子には何もしないでください!!」
「なんだ、こいつを見逃して欲しいのか?」
「お母さん!!やだ!離してよ!!!!」
「うっせぇガキだな。」
「おい。こいつの前で、母親を殺せ。
このチビに一生もんのトラウマを植え付けてやろうぜ!」
「お母さんっ!!」
視界が真っ赤に染まる。
お母さんの胸に、銀色のナイフが刺さる。
「ははっ、動かなくなっちまったぜ、こいつ。
どうだ、辛いか?なら、対抗してみろよ。」
対抗。
そこに落ちていたナイフを手に取り喉めがけて刺す。
刺して
刺して
刺して
顔と体が分かれるくらい。
刺して
刺して
刺して
気が付いた時にはもう、
人の形をしていない謎の肉の塊が転がってた。
どうしても、死んだお母さんの顔が綺麗だとは、
血が美しいとは思えなかった。
こんな残酷な殺し方をする私は、
残酷な紅い人形と呼ばれるようになった。
残酷に殺し、
いつも血に紅く染まっている
人形のように無表情な殺し屋。
私にぴったりだ。
残酷な、紅い、人形。
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採奈 栗(プロフ) - 優真さん» マジで?!ありがとう〜 (2019年2月12日 19時) (レス) id: a76e7c0385 (このIDを非表示/違反報告)
優真 - 最後の終わりがキュンとしてた最高でした! (2019年2月11日 19時) (レス) id: c436685d18 (このIDを非表示/違反報告)
採奈 栗 - 直しておきますっ!ごめんなさいね。 (2018年12月10日 19時) (レス) id: 581cf65e5e (このIDを非表示/違反報告)
優真 - 間違ってたらすみません!7話で「質本」とありましたが「質問」ではありませんか?間違ってたらごめんなさい! (2018年12月8日 19時) (レス) id: 8a7525922a (このIDを非表示/違反報告)
採奈 栗 - 応援ありがと〜(T ^ T)頑張りますっ! (2018年11月26日 21時) (レス) id: e457ec6f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:採奈 栗 | 作成日時:2018年11月18日 11時